健康障害のリスクを高める?!組み合わせの悪い食べ物について

ココカラネクスト

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 本日は組み合わせの悪い食べ物のお話です。

砂糖や飽和脂肪酸の多すぎる食事が健康に良くないことはよく知られていますね。

では、どのような食品の組み合わせが、健康障害のリスクを高めるのか教えましょう。

※リンク先は外部サイトの場合があります

 研究によると、チョコレートと菓子、バター、精白パン(食物繊維の少ないパン)の摂取量が多く、新鮮な果物と野菜の摂取量が少ない食事が最も良くない組み合せであることが分かりました。

 また、加糖飲料やチョコレート、菓子、砂糖、ジャムを多く含む食事は、飽和脂肪酸の多いバターやチーズなどの摂取量が少ない場合でも、危険な組み合せでした。

 摂取していた食品に基づき研究参加者をグループ化すると、チョコレートと菓子、バター、精白パンの摂取量が多く、新鮮な果物や野菜、食物繊維を多く含む穀物の摂取量が少ない食事をしている人は、そうでない人に比較して心血管イベントは40%、致死性心血管イベントは29%、全死亡は37%多いことが分かった(いずれも第1五分位群と第5五分位群の比較)。また、バターやチーズなどの摂取量が少なくても、加糖飲料やフルーツジュース、砂糖、ジャムの摂取量が多い食事をしている人は、そうでない人に比較して心血管イベントは14%、致死性心血管イベントは18%、全死亡は11%多かった。
 「この研究の重要性は、健康のためには砂糖や脂質の摂取量ばかりに注目するのではなく、チョコレートや菓子、精白パン、バター、チーズなどについても考える必要があることを示した点にある」と語っている。ただし、この研究から、食事の組み合わせと健康リスクとの関連が明らかになったものの、因果関係はまだ不明だ。また、研究対象が英国人に限られているため、「他の地域では異なる結果が得られる可能性もある」と同氏は述べています。

 この研究結果をレビューした、米国の栄養と食事のアカデミーのスポークスパーソンであるWhitney Linsenmeyer氏は、「精白パン、飽和脂肪酸、加糖飲料の摂取量が多い食生活が健康にとって危険信号であることは、非常に多くの研究によって明らか。それらを完全に除去する必要はないが、節度をもって食べることが大切だ」と解説。

 また同氏は、「一般的に推奨される『健康的な食事』とは、身体に良い食べ物を取ることに加え、健康的な思考で食生活をアレンジすることだと個人的には考えている。時には非健康的とされる食品を食べることに、罪悪感を抱く必要はないのではないか」とも語っていました。

[文:meilong スタッフ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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