第1戦：10月23日18時5分 第2戦：10月24日14時5分

　互いに連敗ストップを目指して激突。秋田ノーザンハピネッツがホームで、B1初昇格の群馬クレインサンダーズを迎え撃つ。ジャスティン・キーナンと野本建吾は移籍後、初めての秋田戦だ。

　秋田は前節、千葉ジェッツに2連敗。ただコルトン・アイバーソンや伊藤駿をケガで欠きながら、第2戦は第3クォーターまでリードを奪った。持ち味のディフェンスでプレッシャーをかけ、全員でリバウンドを拾ってはテンポの速い攻撃で先行。6本の3ポイントを決めて32得点のジョーダン・グリンを筆頭に、今シーズン初先発の大浦颯太も10得点を挙げた。手負いの状況で、チームスタイルを貫く戦いぶりは今後につながったはずだ。

　一方、群馬は前節、シーホース三河に敗れて4連敗。2戦ともに終盤のリードを守れなかった。1試合平均24.3得点でB1得点ランキングトップのトレイ・ジョーンズやマイケル・パーカー、司令塔・五十嵐圭ら充実の戦力をそろえるが、B1最多のターンオーバーが響く。数字こそ残らないが、ディフェンスの判断ミスから失点に直結するシーンもあった。チームとして勝負所で戦い方を合わせられるか。

　今節のポイントは秋田のディフェンスと、群馬の試合運び。秋田はアイバーソン不在が予想されるだけにインサイドが手薄な中、ディフェンスで先手を取って試合を有利に進められるか。王偉嘉のバックアップにも期待したい。対する群馬は、ターンオーバーを減らすことが連敗ストップのカギ。B1で最多スティールを誇る秋田のプレッシャーディフェンスをかいくぐれるか。

文＝大橋裕之

・秋田（HC：前田顕蔵）
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
ジョーダン・グリン
アレックス・デイビス
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
コルトン・アイバーソン
古川孝敏

・群馬（HC：トーマス・ウィスマン）
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
杉本天昇
野本建吾
オンドレイ・バルヴィン
笠井康平
菅原暉
アキ・チェンバース
上江田勇樹
山崎稜
ジャスティン・キーナン