１０月１０日の北海道日本ハム戦（札幌）で劇的ドローとなった千葉ロッテマリーンズが１０月１２日から首位オリックスバファローズとの敵地での３連戦に挑む。岡大海外野手が九回二死２ストライクから放った起死回生の同点２ランで勢いに乗るマリーンズは勢いそのままに大阪入り。カード３連勝での首位奪還に士気は最高潮だ。

　井口資仁監督も「大事な３連戦になる。チームもあの試合で勢いに乗り、状態は上がっている。打線も打ってくれると思う」と手ごたえ十分だ。

　リーグ優勝への道筋は岡大海外野手が放った劇的な同点２ランでハッキリと見えてきた。バットから放たれたアーチは、まるで虹のように先を明るく照らしている。バファローズ３連戦勝ち越しで優勝マジック１０が点灯。３連勝で首位奪還。そしてその先には１９７４年以来となるリーグ１位でのリーグ優勝が待っている。劇的なシーズンは劇的なホームランと共にある。最高の一年、球史に残る一年。残り１３試合。劇的な試合を続けるマリーンズから目が離せない。