50代ゴルファーのための「飛距離アップ」大作戦
【左から、戸上朋恵さん(ゴルフ歴約10年/平均スコア95)、天沼知恵子プロ、初心者の麻井由美さん(ゴルフ歴8か月】
第1回は、「飛距離の出し方」です。
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Q.以前に比べ、ドライバーの飛距離が落ちてきたような気がします。(戸上さん)
A.「おしりを使って飛ばす」が正解です!
より遠くへ飛ばしたいのであれば、「力をどこでためるか」が大事です。皆さんは飛ばしたいとき、どこに力をためていますか?
正解は“おしり”です!
多くのアマチュアゴルファーは、腕や肩など上半身の使い方ばかりを気にするあまり、下半身を上手に利用できていません。飛距離アップだけでなく、スイングの基本は下半身の使い方が重要なのです。力をためるポイントは“おしり”です。
50代ゴルファーのための「飛距離アップ」大作戦 【Regina】
10kgの米袋を抱えて、右から左に「よいしょっ!」と投げるとき、いったん右側に沈み込んで、反動を使って投げますよね。右足の裏で地面を蹴る力を利用するでしょう。いったん沈み込んで力をためてから投げる。おなかの力も抜けていませんね。その力のため方、使い方と同じです。
テークバックで体が上に伸び上がってしまう悪い例。 【Regina】
体が起き上がらずにテークバックした良い例。 【Regina】
飛ばしたいのであれば、上ではなく、右のおしりに力をためて一気に吐き出しましょう。正しいショットをするためのおしりの使い方は、クラブを持たなくても体感できます。ぜひ自宅でやってみてください。
50代ゴルファーのための「飛距離アップ」大作戦 【Regina】
(2)前傾を保ったまま、ひざがカックンとなるところでひざを軽く曲げる。
(3)おなかに力を入れ、両手を胸の前でクロスして右に回転。右に沈み込んで右のおしりに力をためる。
(4)今度は左のおしりにパワーを移す。頭の位置はそのまま! 左に乗ったらフィニッシュ。
(3)の動きのとき、右のおしりが張る感覚があればOK。しっかりバランスが取れていれば、誰かにポンと押されても動かない状態です。わかりにくい人は、その場で右膝を少し沈めて3回屈伸しましょう。右サイドに体重がのる感覚がわかるはずです。
50代ゴルファーのための「飛距離アップ」大作戦 【Regina】
おしりが使えるようになると、ヒップアップ効果も期待できます。おしりがキュッと引き締まり、ぐっと上がりますよ!
撮影/山代厚男 取材・文/大津恭子 取材協力/PGMゴルフアカデミー銀座
◆教えてくれたのは…天沼知恵子プロ
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