八村、渡邊、馬場を生かすためには? 佐々木クリスが占う男子バスケ代表選考
「世界レベルのアスリート」と佐々木さんが評する(写真左から)馬場、渡邊、八村を中核に据える男子日本代表。五輪では、どんな陣容になるのだろうか(写真は2019年W杯の時のもの) 【Getty Images】
※所属は2020-21シーズンのもの
国内組9人は誰になる?
もう一人、SFの張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)も絶対に外せない選手だと確信を強めました。3試合目で18分プレーして3ポイントを5本中4本決めましたが、あれくらい打って決めないと強豪国には勝てません。外角シュートでは、安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、金丸晃輔(シーホース三河)もアピールできて良かったのですが、張本は、守備面でも貴重です。海外組3人にアクシデントやファウルトラブルが発生した場合に、198センチという国際水準の高さをキープしながら海外組を休ませられるのは、彼だけです。
外からのシュートなどでアピールした金丸 【写真は共同】
海外組3人が入ったときに、エドワーズ・ギャビン(千葉ジェッツ)を得点源とする場面はそれほど多くならないのではないか考えている点も理由の一つです。ただ、この3試合では目立った活躍をしたわけではなく、ファウルが多いという課題も出ました。対照的にエドワーズは、得点やリバウンドで結果を残しました。見ていて、一番決めかねる選択のポイントでした。
私が12名を選ぶなら、八村、渡邊、馬場、田中、金丸、比江島慎(宇都宮ブレックス)、富樫勇樹(千葉ジェッツ)、シェーファーアヴィ幸樹(シーホース三河)、張本、安藤周、ロシターで11名。そこにPGを加えるなら安藤誓哉(アルバルク東京)かベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)。Cを加えるなら渡邉飛勇(カリフォルニア大デービス校大学院→琉球内定)という選択です。
八村はセンターも兼ねる事ができると考えると、最後はガードを選ぶことになるかなと思いますが、ラマスHCがどのような選考をするか注目です。