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【動画】曲芸師ロナウジーニョの技に酔う
笑顔のフットボーラーが残した伝説の数々


 ロナウジーニョのプレーは、アレグリア(喜び)に溢れていた。


 この稀代のボールマジシャンは、ピッチ上の誰よりもフットボールを楽しみ、瞬き厳禁の超絶技巧で観る者すべてを魅了した。リオネル・メッシの出現後もなお、バルセロナ史上最高のプレーヤーはロナウジーニョだと、そう主張するサポーターは少なくない。

 ロナウジーニョが最も輝いたのは、言うまでもなく2003-04シーズンから5年間在籍したそのバルサ時代だ。2003年9月3日のラ・リーガ第2節、セビージャとのデビュー戦は、代表戦の関係で異例の深夜0時5分キックオフとなったが、この試合でロナウジーニョはさっそく挨拶代わりの鮮烈な一撃を決めてみせる。


 冒頭のシーンがそれだ。0-1で迎えた58分、自陣でGKからのスローを受けたロナウジーニョは、するするとドリブルで持ち上がり、1人、また1人とDFをかわすと、ゴール正面約30メートルの位置から右足を振り抜く。大きくドロップしたボールは、一度クロスバーを叩いてからネットを揺らした。


 メッシの記念すべきプロ初ゴールを演出したのも、ロナウジーニョだ。05年5月1日、アルバセーテ戦のアディショナルタイムだった。最終ラインの裏に抜け出した神童に、心憎いばかりのループパスを供給。ゴール後、メッシをおんぶして祝福するロナウジーニョの笑顔がとても印象的だ(32秒〜収録)。

極上のエンターテイナー、ロナウジーニョのプレーには楽しさが詰まっていた。動画内には得意とするフェイントの1つ、エラスチコも収められている(1分5秒〜)
極上のエンターテイナー、ロナウジーニョのプレーには楽しさが詰まっていた。動画内には得意とするフェイントの1つ、エラスチコも収められている(1分5秒〜)【DUGOUT】

 曲芸師のようなボール扱いが拝めるのは、46秒からのシーン。03-04シーズンのホームでのビルバオ戦、タッチライン際で相手DF2人に挟まれながら披露したこのリフティングもまた、ロナウジーニョ伝説の1つだ。


 同じく54秒からのドリブルも圧巻のひと言だろう。こちらは06-07シーズンのビルバオ戦。ライン際で相手のスライディングタックルを鮮やかに回避すると、細かなボールタッチでDFを抜き去り、最後は角度のないところから柔らかなループシュートを放っている(ちなみにシュートは惜しくもクロスバーに嫌われる)。


 芸術的かつ高精度のFKも含め、記憶に残るゴールは数えきれないほどあるが、映像のラストを飾るアクロバティックなショットも、間違いなくベスト5に入るスーパーゴールだろう。


 06-07シーズンのビジャレアル戦、終了間際の88分だった。右サイドのシャビからのクロスをエリア内で胸トラップしたロナウジーニョは、そのまま身体をくるりと反転させてバイシクルシュート。右足から放たれたボールは、GKの伸ばした指先をかすめるようにしてゴールマウスへと吸い込まれている。


 もっとも、この映像に収められているのは、笑顔のフットボーラー、ロナウジーニョが残した伝説の、ほんの一部に過ぎない。

YOJI-GEN

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