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【動画】カズの若かりし日の躍動感!
ブラジルで才能が花開いたコリチーバ時代


 カズこと三浦知良が、単身ブラジルに渡ったのは1982年、16歳の誕生日を迎える数カ月前だった。


 しかし、テクニックこそあれ、まだ身体が出来上がっていない日本の若者が、「ブラジルでプロサッカー選手になる」という夢を叶えるのは、簡単ではなかった。何度となく挫折を味わい、帰国を考えたことも一度や二度ではなかったという。


 それでもカズは、不断の努力で困難を乗り越える。86年に名門サントスと自身初のプロ契約を結ぶと、そこから現在にまで続くサクセスストーリーが始まるのだ。


 サントスからSEマツバラ、クルーベ・ジ・レガタス・ブラジル(CRB)、キンゼ・デ・ジャウーと渡り歩く中で、いつしか「日本のガリンシャ」として注目を集めるようになっていたカズは、89年2月、パラナ州の古豪コリチーバに移籍する。


 ジーコの実兄で、のちに鹿島アントラーズでも指揮を執るエドゥが監督を務めていたチームで、カズは中心選手として活躍。そんなコリチーバ時代の、いわばブラジルで才能が花開いた当時のプレーを収録したのが、この映像だ。

 映像から伝わってくるのは、若かりし日のカズの弾けるような躍動感だ。


 味方のスルーパスに反応すると、一瞬のスピードでマーカーを置き去りにし、飛び出してきたGKもかわして決めたゴール(12秒〜収録)や、得意のシザースフェイントを織り交ぜながら、切れ味鋭いドリブルで右サイドを突破したシーン(27秒〜収録)などを見れば、彼が王国ブラジルでも高い評価を受けていた理由が分かるはずだ。


 ブラジル時代は左ウイングがメインポジションで、チャンスメーカーとしての仕事が多かった。それでも、味方との鮮やかなワンツーからGKの頭上を抜いた一撃(47秒〜収録)や、相手GKの位置を見極めて冷静に沈めたロングループシュート(56秒〜収録)など、当時からその非凡な得点感覚を垣間見せていた。走りながら両こぶしを突き上げる、おなじみのガッツポーズも変わらない。

コリチーバ在籍はわずか1年間だったが、パラナ州選手権優勝に貢献するなどインパクトを残した。当時、セリエAのクラブが獲得に乗り出したとの噂も
コリチーバ在籍はわずか1年間だったが、パラナ州選手権優勝に貢献するなどインパクトを残した。当時、セリエAのクラブが獲得に乗り出したとの噂も【DUGOUT】

 この年、24試合で4得点を挙げてコリチーバのパラナ州選手権優勝に貢献したカズは、翌年古巣のサントスで1年間プレーした後、日本へ帰国。草創期のJリーグで圧倒的な存在感を放ちながら、日本サッカーの発展に多大な貢献を果たしたことは、いまさら説明するまでもないだろう。


 そして──。54歳となった現在も、“キング・カズ”は現役としてJリーグのピッチに立ち続けている。サッカーに注ぐ情熱は、夢を追いかけてブラジルに渡ったあの15歳の頃と、なんら変わっていない。

YOJI-GEN

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