山本優子先生のボールを打たずに15ヤードアップ! 回旋動作を妨げるブレーキを外そう!
【Regina】
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◆背骨で一番回るのは頸椎の1番目と2番目
ところで、頸椎、胸椎、腰椎の中で、最も回旋動作を多くできる個所、よく回せるところはどこだと思いますか? 正解は頸椎です。この頸椎が本来の回旋動作をしっかり行うことで、背骨全体の動きがよくなります。逆に頸椎の動きが悪いと、体幹を捻転するのが難しくなるわけです。
そこで、今回は頸椎をスムーズに動かす方法を紹介しましょう。ちなみに、頸椎は7つの頸椎がつながっています。そのうち上から1番目と2番目にある頸椎がよく回る部分であり、重要な役割を担っているんです。今回紹介する動作でも、頸椎1番と2番の動きをイメージしながら行いましょう。
第1頸椎(環椎)はリング状の形をしていて、第2頸椎(軸椎)にはそのリングを引っかける突起があります。その突起に刺さったリングがクルクルとスムーズに回ることで、頸椎、ひいては背骨全体を回す動きがよくなります。
イラスト提供:山本優子 【Regina】
イラスト提供:山本優子 【Regina】
頸椎の動きがよくなると、アドレスするときに余計な力みがなくなります 【Regina】
◆仰向けになった状態で首を動かしましょう
両腕を体の横に置き、両肩を床に着けたら、目をつぶって首を左右に回し始めます。大きく動かすのではなく、小さく揺らす感じです。ポイントは第1頸椎のリングに第2頸椎の突起物が通過し、クルクルと摩擦ゼロの状態で左右に滑るように回っている様子をイメージしながら行うこと。このイメージがなければ、単に首を回す運動に終わり、意味がありません。
頸椎はゴルフスイングには関係なさそうに思えますが、ここが正しく動かないと、首と肩周りに力が入り、滑らかなスイングができません。自然に力が抜けているぐらいが一番いいスイングができるので、正しい動きができるようにしておきましょう。
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ボールが鼻の真後ろにくるように仰向けになります。足を伸ばすと腰が反るのでヒザは曲げておきましょう 【Regina】
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第1頸椎のリングが第2頸椎の突起物に刺さった状態で回っている姿をイメージしながら、めをつぶり、小さく首を左右に振りましょう 【Regina】
◆教えてくれたのは…
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