軽量ウェッジにするメリットは?こんな人にオススメ!

Gridge(グリッジ)

【photo-ac】

ウェッジというと「重いほうがいい」という印象があります。
また、単品販売されているウェッジを購入する人が最近では増えてきましたが、そういったウェッジのほとんどが、ダイナミックゴールドなどの重いスチールシャフトが刺さった重いウェッジだったりします。
しかし、選択肢は少ないかもしれませんが、軽量ウェッジ(カーボンシャフトや軽量スチールシャフトが刺さったウェッジ)にもメリットがあるんです。
重いウェッジが原因で起きてしまっているミスが、軽量ウェッジで解決できるかもしれません。
ここでは軽量ウェッジについて、メリット・デメリットやシャフト(スチール or カーボン)の選択、オススメの人をご説明します。

軽量ウェッジのメリット・デメリット

軽量ウェッジのメリットは、なんといっても操作性がいいという点です。
自身の手首とも連動させやすく、非常に扱いやすいという特徴があります。
ショートゲームで使用されるウェッジは、ショートし過ぎたりオーバーし過ぎたりという距離のミスをできるだけ少なくしたいですよね。
また、アプローチではさまざまなライから打つことを要求されます。
軽量ウェッジは、自分の力の入力を細かく操作できるので、微妙な距離の打ち分けが重いウェッジよりやりやすく、さまざまなライからの打ち分けにも細かい操作で対応しやすいといえるでしょう。
また、重いウェッジはダフりやすいので、アプローチでダフるクセがある人には軽量ウェッジは有効でしょう。
デメリットは、軽いことでトップしやすかったり、手打ちになりやすかったりすることです。
また、バンカーショットに限っていえば、軽いウェッジだとエクスプロージョンショット(砂を爆発させるように打つ)が難しくなるかもしれません。
自身のプレースタイルやよく行くコースなどによって、メリット・デメリットを判断してください。

ウェッジのシャフトの素材

ウェッジに限らず、クラブの総重量は重要なポイントです。
重量がバラバラではスイング(特にフルスイング)にも影響してきますので、一定の重量に合わせる(クラブが短くなるにつれて重くして振り心地を揃える)必要があります。
軽さを求める上ではカーボンシャフトを使用するのがベストですが、すでに所持しているアイアンに重量を合わせるのが合理的です。
具体的には、アイアンのシャフトと同じか、やや重いくらいのシャフトをウェッジのシャフトに設定するのがオススメです。
アイアンが軽いカーボンシャフトなのにウェッジを重いスチールシャフトにしてしまうと、重量差が大きくなり過ぎるので、スイングが崩れます。
逆もまた然りですので、お持ちのシャフトに合わせて検討してみてください。
アイアンがカーボンシャフトの人は、それと同じくらいか少し重いくらいのカーボンシャフト、あるいは軽量スチールのウェッジがオススメです。

こんな人にオススメ! 軽量ウェッジ

軽量ウェッジは、カーボンシャフトや軽量スチールシャフトのアイアンセットを使っている人にオススメです。
特に力のあまりない人やヘッドスピードが遅い人で、ダイナミックゴールドなどの重いスチールシャフトのウェッジを使用している人には、ぜひとも軽量ウェッジへの交換をオススメします。
また、アイアンが軽量スチールの人は、軽量スチールのウェッジでも、重いスチールのウェッジでも使えると思いますが、いろいろと操作してテクニックを駆使したい人は軽量スチールに、ある程度の重さを使ってオートマチックにアプローチしたい人は重いスチールにするといいでしょう。

アプローチの達人・丸山茂樹プロは?

かつて米ツアーで3勝を挙げる活躍をした丸山茂樹プロは、自身のオリジナルウェッジを制作するほどウェッジにこだわりを持っていたアプローチの達人ですが、一般的なものよりも軽いCバランスというクラブバランスのウェッジを使用していました。
丸山プロのウェッジを軽量ウェッジと呼べるかどうかは微妙ですが、このように、力のある男子プロゴルファーの中にも軽めのウェッジを好む人がいるのです。
以上のことから、軽量ウェッジが合う人をまとめると
・アイアンシャフトにカーボンか軽量スチールを使っていて、比較的非力な人
・アプローチでダフりやすい人
・アプローチで細かいテクニックを発揮したい人
となります。
上記に合う人の中で、現在重いウェッジを使用しているという方は、ぜひ一度軽量ウェッジへのスイッチを検討してみてはいかがでしょうか。
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著者プロフィール

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