矢板中央vs.青森山田 4つのポイント 堅守対決、ロングスローにも注目
近年、高校サッカー界で好成績を収める青森山田と矢板中央が激突 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
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1.堅守対決!
青森山田は前線からの連動したプレスと、“ゴールを隠す守備”は今年も健在。アタッキングサードまで持ち込まれても、DFが体を張ってシュートコースに飛び込み、ブロックしてピンチをしのぐ。
今大会でも多くのチームがこの強固な壁を切り崩せずに敗れ去った。特に今年には関しては高体連ナンバーワンセンターバック(CB)の呼び声が高い浦和レッズ加入内定の藤原優大がいる。藤原の良さは空中戦の強さと、対人の強さはもちろんのこと、最後の最後で足が出てくる守備で、多くのストライカーを苦しめてきた。さらに、闘志むき出しのように見えるが、頭はクールで、守備の歪みに気付いてコーチングをしたり、スペースを埋めたりと知的なプレーも見せる。彼の存在によってその牙城はさらに強固なものになっている。
ともに鉄壁の守備を持つだけに、ここをこじ開けることが勝負を分ける鍵となる。ここからはその攻守のポイントを詳しく見ていこう。
2.前線のトライアングルvs難攻不落の守護神・藤井陽登!
一方で今年は1トップの人材に当初は苦慮していたが、2年生の名須川が急成長。177センチと決して大柄ではないが、体をうまく使ってボールを収める技術に長け、鋭い反転からの突破や、ゴール前に飛び込む精度が高いストライカーに変貌し、準々決勝の堀越戦では2ゴールをマークしている。
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