落合語録「収穫は井端の併殺打」の真相 赤星憲広×井端弘和「アカイバ対談」#7
落合野球の申し子だった井端(左)がその真髄に触れたのは、ファンの中で知られる「収穫はダブルプレー」発言の後だった 【写真は共同】
第7回も引き続き落合博満監督について語っていく。代表的な落合語録である「収穫は井端のサードゴロ(併殺打)」発言の裏にあった指揮官の意図、そこから訪れた井端の打者としての成長に迫る。
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「聞きに言っても即答はなかった」
直接指導を受けることはあったが、井端いわく落合監督は「すぐに即答はなかった」そう。自ら考えて動く重要性を唱えたのだろう 【写真は共同】
井端 ただね、聞きに言っても即答はなかったよ。
赤星 あ、そうなんですね。
井端 1回あったのが、就任して最初、俺は1番を打っていたの。2番が荒木(雅博)で。それで1カ月ぐらいした時に、荒木が1番になって俺が2番になったのよ。
赤星 はい。
井端 そしたら、どっか(の試合)で俺、8回かなんかの終盤に、追い込まれてダブルプレーを打っちゃったの。サードゴロ、そこそこの当たり。「うわっ、やっちゃった……」と思って、ちょっとうなだれるまでは行ってないかも分かんないけど(落ち込んで)帰って、朝起きて、新聞見たのよ。
赤星 はい。
井端 そしたら監督のコメントみたいな枠があって、それを見た時に「今日の収穫は井端のダブルプレー」って出てたの。「何言ってんだ、この人!?」って思うでしょ?
赤星 ハハハハハ(笑)
井端 だって、ゲッツーで負けたんだから、それを「収穫だ」って言われてさ、「え? ゲッツーで収穫!?」ってなって。(試合に向けて)球場に行ってもさ、よく分からないじゃん。
赤星 はい……。
井端 ん〜って考えてもさ、練習してもさ、「聞きに行ってもどうせ、すぐには答えてくれないんだろうな」と思って考えるしね、ずっと。とりあえずそのまま、次の試合を消化していって、やっていくうちに、ちょっと答えじゃないけど、「こういう感じかな?」みたいなものがちょっとピンときた時に、聞きに行ったのよ。
赤星 はい。
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