セレッソ大阪【J1リーグ第31節 札幌vsC大阪】完全アウェイが予想される今節。攻守に一層の集中力を高め、3連勝を目指す

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横浜FCをホームに迎えた前節、セレッソ大阪は、主導権の握り合いとなった前半を0-0で折り返すと、攻撃のスピードと守備の強度を高めた後半、よりゲームを支配し、立て続けにセットプレーを獲得。自らの流れに持ち込んだ中で、61分、ショートコーナーから片山瑛一のクロスにブルーノ メンデスが頭で合わせて先制。試合を動かすことに成功した。その後は2点目を狙いつつ、瀬古歩夢を投入して後ろを固める盤石の試合運びを披露。後半は相手のシュートを2本に抑え、決定機を与えることなく1-0で締めて、連勝を達成した。

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シーズン中盤は勝利から遠ざかる時期もあったが、ここに来て、堅守を発揮しつつボールも握ってゲームをコントロールする勝ちパターンを取り戻し、勝点を上積みできていることは大きい。前節の試合後、ヒーローインタビューでGKキム ジンヒョンは、「ロティーナ監督の退団が決まって、残りの試合は全部勝ち続けていきたい」と話したが、チームの団結力は高まっている。前節は、2位のガンバ大阪、3位の名古屋グランパスが揃って引き分けたことで、上位との勝点を詰めることにも成功。天皇杯に出場できる2位という明確な目標も見えてきただけに、モチベーションも一層、高まる。

もっとも、今節の相手、北海道コンサドーレ札幌はシーズン終盤に来て調子を上げており、一筋縄ではいかない強力なチーム。明確なスタイルを持つミハイロ ペトロヴィッチ監督の下、アグレッシブな守備、推進力のある攻撃と、ハッキリした特長を持ち、突破力のあるウィングバックに高さやパワーのある前線と、選手個々の能力も高い。2試合連続で直接FKを決めている福森晃斗の左足にも警戒が必要だ。セレッソとしては、相手のプレスをどう回避してゴールに迫るか、そして、相手の攻撃に対して守備で忍耐強く耐えることができるか。この2つが勝利を掴むためには求められる。

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今節を前に、試合の前日会見に応じたロティーナ監督は、「この2年間、このチームは全ての試合で、戦う姿勢を見せてきた。仕事に向かう姿勢がこのチームの強み。ファン・サポーター、クラブのために、できるだけ上位で終わりたい」と抱負を述べた。シーズンも残り4試合、2位に入るためには一つも落とせない必勝戦が続く。今節は、札幌の今季ホーム最終戦でもあり、セレッソにとっては完全アウェイが予想されるが、どんな内容でも、勝利を掴むことが大切。北の大地で3連勝を果たし、翌節以降のホーム2連戦につなげていきたい。
(文=小田尚史)
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