セレッソ大阪【J1リーグ第30節 C大阪 vs 横浜FC】堅守を取り戻し、2試合連続の1-0で連勝を達成。上位との勝点差も詰める
【CEREZO OSAKA】
立ち上がり、立て続けにシュートを浴びたセレッソだが、慌てることなくボール保持で上回り、立て直すと、12分、木本恭生を起点に坂元達裕のパスから清武弘嗣にチャンス。13分にも、木本を起点に清武のパスから片山瑛一がシュートを放ち、ゴールに迫った。「お互い、ポゼッションをするにあたって、ポジションを大事にするチーム。似たようなスタイルで、選手のポジションでボールを動かしていく、同じようなアイディアを持って戦うチーム同士だったので、前半は拮抗した展開になった」と試合後に藤田直之が振り返ったように、前半は互いに主導権を握りあう展開となった。
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後半に入ると、セレッソがギアを上げる。攻撃のパススピードを上げ、前から奪いにいく守備の強度も高めると、立て続けにセットプレーを獲得。50分、丸橋祐介の直接FKが壁に当たってセカンドボールを拾い、2次攻撃を仕掛けると、松田陸のクロスから、最後は木本の折り返しをマテイ ヨニッチがヘディング。チャンスを作ると、52分には、より明確な決定機。清武のFKにブルーノ メンデスがヘディングで合わせたが、ここは相手GKの好守に阻まれた。
直後に1枚目の交代カードとして、豊川雄太を投入したロティーナ監督。1点を奪いに行く姿勢を鮮明にすると、61分、ついに試合を動かすことに成功する。ショートコーナーから、片山の右足で巻いた鋭いクロスに合わせたのはブルーノ メンデス。背番号20の今季7点目で、セレッソが先制に成功した。
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(文=小田尚史)
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