【横浜FC戦プレビュー】〜もう一度立ち上がる姿をサポーターに見せる!〜

清水エスパルス
チーム・協会

【©S-PULSE】

前節札幌戦は、最高のスタートを切った、はずだった。5分に、自陣からパスをつないで、ファン ソッコが先制ゴールを挙げる。しかし、「先制点が早いからか分からないが、相手の攻撃を身構えてしまったところがある」と平岡宏章監督が言うように、そこから相手の攻撃を受ける形になってしまった。ヘナト アウグストとの接触で荒野拓馬が13分に負傷交代し、代わりに入ったアンデルソン ロペスに2ゴールを挙げられると、前半のうちにキム ミンテにも3点目を決められる。後半も2点を追加され、終わってみれば1-5の大敗となった。

連勝は2でストップ。安定していたかに見えた守備も、もう一度立て直さなければいけなくなった。それでも、内容が全て悪かったかと言えば、そうでも無いだろう。試合の入りは良く、先制点も意図した形からだった。また、終盤に西村恭史をフォワードに入れるなど、様々な形を試すこともできた。転んでもただでは起きない姿勢を見せている。大事なことは、負けた次の試合、つまり今節をどのように戦うかということになるだろう。

対する横浜FCは、今月8日に第28節神戸戦を済ませていたため先週の試合はなく、今節が11日ぶりの試合となる。よって、直近の試合は第27節の広島との一戦。10分にショートコーナーからパスをつないで手塚康平がゴール前に絶妙なクロスを上げると、小林友希が頭で合わせて横浜FCが先制する。しかし、28分にドウグラス ヴィエイラが相手ディフェンスの裏にロングボールを入れ、エゼキエウが抜け出して同点ゴールを挙げた。前半を1-1で折り返すと、後半は両チームとも決定機を迎える。55分にヴィエイラのミドルシュートがクロスバーを直撃、逆に69分には中山克広のクロスに一美和成が合わせるがポストに弾かれた。結局、両チームともにゴールに決めきることができずに勝ち点1を分け合っている。

横浜FCとの前回対戦は、約3ヶ月前の8月22日。25分に斉藤光毅のシュートがディフェンスに当たり、コースが変ってゴールに飛び込むというアンラッキーな失点もあったが、44分に金子翔太のゴールで同点に追いつく。しかし、前半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを決められたことから、試合はさらに難しくなった。50分に松尾佑介のゴールで点差を広げられ、後半アディショナルタイムの竹内涼のゴールも時既に遅し。J2時代も含め、横浜FCに初めての黒星を喫することになった。

現在、勝ち点20で17位のエスパルスと、勝ち点28で15位の横浜FC。順位の近い相手となる今節は、どうしても勝ち点3が欲しい試合になる。そのためにまず必要なことは、気持ちをいかに作ることができるかだろう。ファン ソッコが「この試合も34分の1で、上手くいく試合もあれば、そうでない試合もある」と言うように、上手く割り切ることができるか。中3日、しかもアウェイの連戦という難しい状況だが、もう一度チーム全員でこの状況を乗り越えなければいけない。そして、もう一度立ち上がる姿をサポーターに見せる。



エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、平岡宏章監督と後藤優介選手の試合前日コメントを公開!!

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2020明治安田生命J1リーグ 第29節
11月25日(水)19:00キックオフ

横浜FC vs. 清水エスパルス
@ニッパツ三ッ沢球技場

放送
DAZN

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著者プロフィール

チーム名の「S-PULSE」は、「サッカー・清水・静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民、市民の胸の高鳴りとスピリットを表現するため、英語で「心臓の鼓動」を意味するPULSEを組み合わせて名付けられました。 1993年に「オリジナル10」の一つとしてJリーグ開幕を迎え、クラブの歴史がスタートしました。 こちらのサイトではチームや試合、イベントなど様々な情報をお届けいたします

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