現役トップレーサーであり続けるために アスリートクイズバトル VOL.3

構成:スポーツナビ
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提供:BOATRACE

ボートレースは男女関係なし、「73歳vs.16歳」もあり!?

DJケチャップ 73歳の人でも、勝ったりするんですか?

毒島 それがですね、僕が調べたら、レースいっぱいあるんですけど、最年長で優勝されている人が71歳というのがありますね。

DJケチャップ え〜、ちょっとそれは。

松本 年齢関係ないんだ。

毒島 やっぱり最高峰で戦うとなると、ある程度関係あると思うんですけど。その人の気力であったり体力が持てば、何歳になったらクビとかないので。一番下は16歳の子もいますし。

DJケチャップ え! じゃあボートレースで「73歳vs.16歳」みたいなレースも?

毒島 ありますね。それも男女関係なく一緒のレースに行きますので。いろんなものがミックスで戦うわけですよね。正統派で攻めてくる人もいれば、ちょっと個性が強い方もいますし、攻め方ってやっぱり人それぞれですので。

【スポーツナビ】

DJケチャップ だから、同じ出走が誰と一緒かというのも、ボートレースの面白さだったりするんですね。

毒島 そうですね、毎回ファイト選手が違うというか。

松本 全然話が変わるんですけど、わざと波とか使ったりするんですか?

毒島 波があるところは失速するんですよ、スピードは。だから、できれば波がないところを走ったりとか、波を「差し」っていうのは超えなければいけないんですけど、超える角度ですよね。横に入っていくと波に乗っちゃうので。円を描いている波のところを縦に入っていくような戦法だったりとか。

松本 じゃあ、波も読まなきゃいけないってこと?

毒島 波はずっと見てますね。波に引っかかて転覆するんですよ。

松本 へえ、そうなんだ。

毒島 何十キロのボートが「どーん!」って自分の上に来ちゃうので。身を守るためにも。

DJケチャップ  だから駆け引きでもあるんですよね、毎回毎回。

毒島 そうですね、それが楽しいんですよね(笑)。

新しい目標を常に持ち続けて、モチベーションを維持した世界王者時代

DJケチャップ 1年間を通してコンディションを維持しなければならない難しさってないですか?

毒島 そうですね、減量もそうですし。気持ちを1年間持たすって、結構キツイですね。

DJケチャップ どの時期がつらいですか?

毒島 やっぱり、僕なんかは賞金で年末にグランプリレースっていう、獲得賞金が上位18人が出られる大会があるんですけど。これの1月1日から11月31日までですかね。際になってくると賞金が足りていればいいんですけど、足りていないとやっぱり。「どうしてでも行ってやろう」と気持ちが……、焦りもありますし。

DJケチャップ やっぱり気持ちの部分って、すごいコンディションに大事ですよね。モチベーションだったりというところは。

毒島 皆さんどうだったんですか?

DJケチャップ 山中さんも聞いてみたいですね。防衛がずっと続いていったわけじゃないですか。どういう気持ちで、チャンピオンで居続けるためのメンタルってなかなか大変だったと思うんですけど。

【スポーツナビ】

山中 僕の夢、目標が世界チャンピオンまでだったので。世界チャンピオンになったときに一番怖かったのは、目標とかなくなってモチベーションが下がることが一番怖かったんですけど。そこから保てたというのは、違う団体のチャンピオンと統一戦がしたいとか、ボクシングの本場・ラスベガスで試合がしたいとか、新たに目標を常に持ち続けていったんですよ。なので、モチベーションを常に維持できましたし。さらに強くなるという思いがあったので、何とか日々練習を頑張れましたよね。

DJケチャップ 一番上を極めたというところは本当にモチベーションが難しいかなと思いましたけど。じゃあ12回続いた防衛、そして最後は敗れてしましました。その時に何か変化はあったんですかね?

山中 最後の試合で負けて引退を決めましたけど、もう自分自身、最高の状態でリングに上がることが難しくなったんですね。心身ともに。体力面もそうですし、気持ち的な部分で。プロボクシングって、試合は年に2回か3回くらいしかないんですよ。その分をやっぱり1カ月半とか、2カ月、3カ月かけてその日のためにしっかりと作るわけなので、最高の状態を作らないといけないんですけど。それがちょっともう難しいかなと思ったのが、僕が引退を決めた理由ですかね。

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