アプリ【期間限定無料公開】「転んでもただでは起きない男が、再びチームに夢を与える〜石毛秀樹〜」【トレーニングレポート】(10/27)

清水エスパルス
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三保でのトレーニングの様子をレポートしていきます。


〜「転んでもただでは起きない男が、再びチームに夢を与える〜石毛秀樹〜」【トレーニングレポート】(10/27)〜

すっきりとした秋晴れの続く三保。今日27日も絶好のスポーツ日和の中で練習が行われた。

パス回しなどを含めたウォーミングアップを終えると、最初の実戦的なメニューはクロス練習。2組に分かれ、コートの半面ずつで取り組むことになった。守備の選手に向けてピーター クラモフスキー監督が大きく身振り手振りで指導をするなど、熱のこもった練習。振り返れば、前節鳥栖戦の失点もクロスをクリアできず、ゴール前のルーズボールを押し込まれて同点ゴールを許している。その反省を生かしていきたいところでもあり、逆に攻撃陣にとってはクロスからの攻撃パターンは得点を奪いたいポイントでもある。

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最後は、コートの縦をやや短くして11対11のゲーム。実際にフォーメーションを組んで行われたが、ここでハッとさせられるのが、選手たちから発せられる声が大きくなっていることだろう。少し前までは、連戦などの身体的な疲労はもちろん、連敗が続いていたことなどによるメンタル面の消耗があったかもしれない。しかし、先週は試合がなかったことなどもあって選手たちのコンディションも戻り、また連敗を止めたことでまた自信を取り戻してきているようでもある。

活気が戻ってきた要因は、けが人の多くが戻ってきたこともあるだろう。少し前まではけが人が多く、こうしたゲームを組むことすら難しい状態だった。さらに復帰した選手が率先して声を出すことで、良い雰囲気が流れているように見える。その中で、ゲームには参加していなかったが、石毛秀樹選手も元気な姿を見せていた。

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石毛選手は昨季、右膝前十字靱帯損傷および右膝内側側副靱帯損傷という大怪我を負い、今季はその復活にかけるシーズンだったが、6月13日の練習試合で右ハムストリングス肉離れ。8月29日の第13節川崎F戦に途中出場して復帰を果たしたが、その試合で再び同じ箇所を痛めてリハビリを行っていた。

「(けが後初めてベンチ入りとなった川崎F戦で)交代出場で入ってすぐだったので、ショックは大きかった」

また一からのやり直し。それを乗り越える苦労は想像を絶する。それでも、「自分に関わってくれたみんなに感謝したい」という気持ちで、今度はチームを盛り上げる側に立っている。

「シーズンの最初は、攻撃でも守備でも相手に襲いかかるような威圧感をもってやれていた。みんなで同じイメージを持てるように、色々と自分から発信しながら、チームを良くしていきたい」

今季の開幕戦となったルヴァンカップ川崎F戦で、チーム第1号ゴールを決めて希望を持たせてくれた。石毛選手は、ここからもう一つコンディションを上げ、再びピッチに戻ってサポーターに大きな夢を与えてくれるだろう。
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著者プロフィール

チーム名の「S-PULSE」は、「サッカー・清水・静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民、市民の胸の高鳴りとスピリットを表現するため、英語で「心臓の鼓動」を意味するPULSEを組み合わせて名付けられました。 1993年に「オリジナル10」の一つとしてJリーグ開幕を迎え、クラブの歴史がスタートしました。 こちらのサイトではチームや試合、イベントなど様々な情報をお届けいたします

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