【Xリーグ】パナソニックが東京ガス完封で開幕白星スタート:X1 Super第1節

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【© NFA|X League】

ついにXリーグの新シーズンが幕を開けた。

2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行を鑑み、さまざまな対策が講じられる中、例年に比べれば約2カ月遅い開幕となったものの、24日(土)、富士通スタジアム川崎で行われた東京ガスクリエイターズとパナソニックインパルスの一戦でシーズンインを迎えた。

今季はホーム試合がなく、関東遠征のみのパナソニックは、攻撃陣が5タッチダウンを挙げれば、守備陣も5インターセプトと奮闘。逆境をものともせず、38対0で完封勝ちを収めている。

東京ガスのキックオフで始まった試合は、ランニングバック(RB)横田惇の39ヤードのナイスリターンでパナソニックが好位置から攻撃をスタートさせる。自陣40ヤードから始まったファーストドライブのセカンドプレーで、荒木延祥監督が今季に期待するクオーターバック(QB)石内卓也からワイドレシーバー(WR)木戸崇斗へ34ヤードのロングパスが通って一気に敵陣へ進入する。しかし、キッカー(K)佐伯栄太の47ヤードフィールドゴールトライは失敗に終わり、先制のチャンスを逃した。それでも、続くドライブでディフェンスバック(DB)辻篤志が相手QB若林駿太のパスをインターセプトし、すぐさま攻撃権を奪取すると、敵陣33ヤードから始まった攻撃で、QB石内のパスやRBミッチェル・ビクター・ジャモーのランなどを織り交ぜてゴール前まで前進。ドライブの最後はWR木下統之がエンドゾーン左へ駆け抜ける先制の3ヤードタッチダウンランで締めくくった。

次の東京ガスの攻撃を止めたパナソニックは、自陣12ヤードからのセカンドダウン8ヤードでWR成田光希がランアフターキャッチでロングゲインに成功し、一気に敵陣に入った後、第2クオーターに変わった最初のプレーで、このドライブから途中出場したQBアンソニー・ローレンスから横田へ14ヤードのパスが決まり、ゴール前3ヤードまで進むと、相手守備の奮闘もあってフィールドゴールによる3点ながら追加点を得ている。

さらに、ジャモーの41ヤードタッチダウンランで7点を加えたパナソニックは、DB竹内廉とDBジョシュア・コックスがそれぞれインターセプトを決めるが、得点にはつなげることができず。パナソニックが17対0でリードして前半を折り返した。

第3クオーターにも追加点を狙うパナソニックのDB竹内が、この試合2回目となるインターセプトを決めて攻撃権を手に入れる。このゴール前1ヤードからの攻撃チャンスを、ジャモーの1ヤードタッチダウンランにつなげた。リードを24点に広げたパナソニックは、第4クオーター序盤にパントから東京ガスのファンブルを誘い、これを好調の竹内がリカバー。ここで得たゴール前7ヤードからの攻撃機会で、ローレンスが自らエンドゾーン左に持ち込んで7点を追加した。その後も東京ガスに付け入るスキを与えなかったパナソニックは、危なげなく開幕戦を勝利で飾っている。

一方の東京ガスはインターセプト5回、ファンブル2回(1回喪失)と流れに乗れず。日本人主体で挑んだ若いチームは、RBジャモーとQBローレンスの外国人選手が合わせて3タッチダウンランを決めたパナソニックの厚い壁に跳ね返された。

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