なで肩のメリットとデメリット

ココカラネクスト

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なで肩かいかり肩かということはなんとなく肩のラインを見て判断されることが多いですが、正確な定義ではどこで判断されるのでしょうか?

なで肩とは??

単刀直入に言うと、鎖骨の傾きになります。

鎖骨は身体の前面、首のやや下方で左右それぞれに横一直線に触れることのできる骨です。

内側は胸骨(胸の中央に縦に走行する骨)と、外側は肩甲骨とつながり、それぞれ関節を持っています。

この鎖骨が床に対して平行よりも外上がりになっているものを「いかり肩」、外下がりになっているものを「なで肩」と言います。

また鎖骨の外側が下がっている場合、鎖骨と接している肩甲骨も同時に外側が下がることになるので「なで肩=肩甲骨が下方回旋している」ということになります。

なで肩になる原因

なで肩にはいくつか要因があります。

一つ目は、生まれつきの骨格です。

骨格は遺伝的なものがあり、ご両親がなで肩の場合は子どももなで肩の方が多い傾向にあるようです。

二つ目は、重たいものを持ったり腕を引っ張られるようなことが日常的に多いことです。

腕を引っ張られると肩関節が下方に下がるので、鎖骨は外下がりになり肩甲骨も下方回旋します。

仕事や何かしらの生活習慣など日常的に腕を引っ張られることがそ多いとその状態で骨格が固定されてきてしまいます。

一つの例として、野球選手はボールを投げるたびに腕を引っ張られることになるため、利き手の肩の方が逆の肩よりも下がっている傾向にあります。

三つ目は、猫背姿勢です。

パソコン作業や書き物、裁縫など手を前に出した状態で長時間作業を続けると多くの方が背中が丸まって頭が前にでた猫背姿勢になってきてしまいます。

また、精神的に自信のないときも人は猫背姿勢になったりします。

猫背姿勢になることで肩が下がり、なで肩を作り出すことになります。

なで肩のメリットとデメリット

なで肩のメリットとデメリットをご紹介します。

・和服が似合う

なで肩は昔から女性らしさの象徴とされてきました。

現代では女性もいかり肩の方が増えていますが、いまだになで肩の方が女性らしく見えるということは変わりなく続いているようです。

同時に和服も肩幅の広いいかり肩よりもなで肩の方が似合うとされています。

・肩こりになりやすい

なで肩の最大のデメリットと言っても過言ではありませんが、なで肩の方はいかり肩の方に比べて絶対的に肩こりになりやすい傾向があります。

肩はその上に乗っている頭というとても重たい構造を支える土台になっています。

その構造を考えたとき土台である肩のラインが広く、床に対してまっすぐになっているところで頸部、頭部を支える方が傾斜のある狭い土台で支えるよりも安定感があります。

頭を支えるために働いている筋肉は頸部から肩甲骨についている筋肉がほとんどなので、それらの筋肉の走行からも肩のラインがまっすぐになっている方が楽に頭頸部を支えることができます。

しかし、なで肩の場合は傾斜のある土台で頭部を支えているので、支えるために働いている筋肉は頭を固定するために常時緊張していなければならなくなり、肩こりになる可能性が高まってしまうのです。

・ショルダーバックやリュックサックが落ちやすい

なで肩の方はショルダーバックやリュックサックなど肩にひっかけておくものがすぐに滑り落ちてしまいます。

そしてそれを落とさないようにと思って無意識に肩に力が入ると、それも肩こりの原因になってしまいます。

[文:meilong スタッフ]

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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