【秋の食養生】積極的に食べたい食材は?代謝を促す「白くて辛いもの」と脂肪吸収を抑える食べもの

ヨガジャーナルオンライン

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朝晩涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。今年は、新しい生活様式となり、夏の猛暑による疲れが溜まり、ついつい食べすぎてしまったり…生活のリズムが崩れやすい人も多いはず。季節の変わり目のこの時期にこそ旬の食材を取り入れてからだの内側から整える「秋の食養生」をご紹介します。

旬の食材で秋の食養生

猛暑日が続いた2020年の夏がようやく過ぎ、涼しくなってきて、朝夕には小さな秋を感じるようになってきましたね。実りの秋、季節の食材が美味しい季節になりました。
美味しい食べ物をついつい食べすぎてしまったり…体重が増えるのが気になったり、カラダのダルさや疲れなどの不調を感じてしまったりというケースが多い季節でもあります。食材の性質や効能を知り、秋の季節の変わり目に生じやすい不調を予防し、カラダを整える「秋の食養生」を取り入れていきましょう。

肺をケアする「白くて辛い食材」

東洋医学の観点から見ると、秋は肺と大腸の経絡が弱ってくる季節と考えられています。 秋の養生には、夏に消耗した気と潤いを補うことが大切です。呼吸機能をコントロールしている臓器「肺」は外気と接しているため、乾燥が苦手です。秋の季節の変わり目の空気が乾燥してくるため、風邪をひきやすい時期になります。咳がでたりのどや皮膚が乾燥したりするので、要注意です。
食材の味もそれぞれの季節に適するものがあります。空気が乾燥して気温も低くなるこの季節には、肺を強化し、肺の乾燥を防ぐことで、秋の不調を改善する食材を取り入れましょう。秋の季節は、「白くて辛い食材」が体に必要になってきます。
辛味には、発散作用があり 気や血液の流れを良くすると考えらえています。気や血液が巡らないと、代謝の低下や過剰な食欲を引き起こすので「食べて太ってしまう」原因に。
肺を強化し、肺の乾燥を防ぐことで、秋の不調を改善します。旬のものは、その食材の栄養価が最も高くなる時期ですね。
そこで、秋の季節におすすめなのは、白くて辛い食材です。大根、生姜、蓮根、白菜、長ネギ、玉ねぎなどです。

きのこで腸活&免疫力アップ

旬の食材の中でも、秋におすすめしたいのがきのこ類です。

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きのこ特有の成分である、キノコキトサンには、脂肪吸収を抑える作用があります。また、食物繊維が豊富なので、腸内環境を整えてくれる作用もあるので、きのこと組み合わせたお料理を取り入れるのがおすすめてます。炊き込みごはんや、お味噌汁、鍋など、あたたかい料理にして、からだの内側からあたためることも意識しましょう。きのこ類は免疫力をアップさせるといわれているものが多く、風邪をひきやすいこれからの季節にぜひ食べて欲しい食材です。
また、「肺」は悲しみの臓器とも言われ、この季節は、気分が落ち込むことも。ヨガをしてカラダをリセットしたり、秋の夜長は好きな音楽を聴いたり、瞑想をしたりと、自分に合うリラックスできる時間を作って、健やかな秋を楽しみましょう。
ライター/佐藤舞
豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。
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著者プロフィール

世界のヨガ情報を発信するニュースメディア。ボディメイクに役立つポーズや不調を解消するメソッドのほか、ファッション、ヘルシーフード、ヨガを愛する著名人へのインタビューなど、ビューティ&ヘルス系の最旬トピックスを配信します。

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