セレッソ大阪【J1リーグ第20節 C大阪 vs 川崎】今季の運命を分ける大一番。培ってきた全ての力を発揮し、“打倒・首位”を果たす

セレッソ大阪
チーム・協会

【CEREZO OSAKA】

今季の運命を分ける大一番がやってきた。明治安田生命J1リーグ第20節。セレッソ大阪が、ホームに首位の川崎フロンターレを迎え撃つ。

今季の目標を「リーグ優勝」に定めてきたセレッソにとって、首位との直接対決となる今節が持つ意味は極めて大きい。「引き分けでは意味がない。我々としては、勝つことだけを考えて臨む」と勝利の重要性を語ったのはロティーナ監督だが、その意識は選手全員に浸透。「この試合を勝たないと上にはいけない」(瀬古歩夢)「優勝に向けて今節は勝たないといけない試合」(松田陸)と選手たちは想いを一つにしている。

もっとも、ここまでリーグ戦20試合を戦って勝点『53』、59得点を奪っている川崎との対戦が簡単にはいかないことも、誰もが分かっている。前回対戦時の第11節では2-5で大敗を喫し、改めてその強さを思い知らされた。「他のチームとは、個のレベルも攻撃のテンポも違った」(瀬古)「前回対戦時は、実力の差、サッカーの質の差を感じた」(松田)と率直な言葉が並ぶ。ただし、実際に肌を合わせて感じた思いは、今節に向けて確実に生きてくる。

【CEREZO OSAKA】

壮絶な逆転勝利を収めた前節・ベガルタ仙台との試合後、今節に向けて、「アウェイで対戦した試合から、自分たちも修正するところは修正して、次はホームなので、勝ちにいきたい」と話したのはマテイ ヨニッチだが、前回対戦時で一つのミスが失点に直結する怖さを味わった分、「チームとしても、個人としても、もう一度、守備の意識を高めて、今回はしっかり対応したい」(瀬古)とチームとしての意識は上がっている。

もちろん、ただ守るだけでは勝機はない。相手の攻撃力を出させないために、自分たちがしっかりとボールを握って試合をコントロールすることも重要であり、「いいところで受けて、どんどんチャレンジしていきたい」と話す坂元達裕や、今シーズン、出色のプレーを見せている清武弘嗣にいい形でボールを入れていきたい。相手のプレスを回避しつつ、自信を持って、シュート、そして得点へとつなげていきたい。

「もちろん、最後まで諦めないけど、これ以上、勝点差を離されると(逆転優勝へ向けて)数字的には厳しくなる。ラストチャンス。やってきたことを全部、出したい」と強い覚悟を口にしたのは柿谷曜一朗であり、まさに背水の陣となる今節だが、同時に、周囲の注目度も高い“首位決戦”の舞台でプレーできることを、喜びや力に変えて戦うことも必要だ。リーグ7連勝中の相手を止め、首位との勝点差を縮めることができれば、今後のストーリーも大きく変わってくる。「自分たちに失うモノはない。一つひとつの局面で、厳しくも楽しみながらプレーして、いい結果を掴みたい」とはキャプテンの清武。

【CEREZO OSAKA】

今節から再び観客数の上限が引き上げられ、コロナ禍の中断明けとしては今季最多の観衆で埋まることが確実なヤンマースタジアム長居。チームを後押しする空気も味方に付けて、これまで培ってきた全ての力を発揮し、“打倒・首位”を果たす。
(文=小田尚史)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

Jリーグ所属のセレッソ大阪の公式アカウントです。 クラブの最新ニュースやイベント、チケット、オフィシャルグッズなど様々な情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント