「光」を利用する 生活周期と活動リズム

ココカラネクスト

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 1日の生活周期は24時間です。そしてもともと人間に備わっている体内時計は25時間というリズムなのです。この1時間のズレを調整するのが太陽の光です。(※1)
太陽の光を浴びれば体内時計がリセットされて、約15時間後にメラトニンの分泌が促されます。メラトニンは体温や血圧を下げる効果があって眠り易くなります。セロトニンは心拍数や血圧を上げて日中の活動を支えてくれるホルモン。(※2)

だから両者でスムーズにバトンを交換してほしいですね。

「休養を取る」と聞いて真っ先に思い浮べるのが睡眠。睡眠にまつわる会話で、寝付きがいいとか悪いとかいわれる。先ずは眠りに入る段階がたいせつですが、1日を爽快にスタートするための目覚めの良さも実感したいですね。ねむりの深度が徐々に浅くなって、自分の起きたいタイミングに合わせて自然と目が覚めるのが理想的。目覚まし時計による強制的な覚醒は気分のよいものではないように思います。

ちなみに私はこの約20年間というもの、自然な目覚めで起床しています。目覚まし時計の鳴る音を聞いたことがありません!
快適な目覚めは太陽の光に限らず、人工的な照明でも得ることができる。強い光を浴びることで「メラトニン」という睡眠中に分泌されるホルモンの量が減って覚醒するのです。(※3)

叩き起こされるイメージもなくて、落ち着いた朝を迎えられそうです。

光を浴びるタイミングを調節すると、朝型や夜型の生活パターンに近づく。午前10時頃までに光を浴びると体内時計が進んで、午後10時以降に浴びると遅れてしまうという(※4)。深夜のスマホ利用が眠りの妨げになるのもうなずけます。

JR中央線の高架化により、それまで線路のあった場所を有効活用する計画が進められています。

武蔵小金井〜東小金井間に学生寮(中央ラインハウス小金井)がオープンしました。私のジョギングコースにもなっている真っ直ぐな道路(通称「ののみち」)脇にあります。

私は40年前に故郷から上京し、自分の住まいを何回かかえました。その度に日当たりの良さだけは妥協できなかった私にとって、その佇まいは少し心配してしまいます。

人工的な光でも、受けるタイミングや強さをうまく活用して、健康的な睡眠を取って欲しいと思います。

寮の脇を通る1本道はジョギングするのにピッタリです。平坦で車の往来も少なくて安全です。天気のよい時は東京スカイツリーも遠くに見えますよ!

健康的で充実した学生生活を送って下さい。

出典;(※1)健検テキスト増補改訂版 睡眠の悩み対策
(※2)2020年6月24日 読売新聞 くらし 教育
(※3)山本恵一著 「睡眠満足度」があなたの年収を変える! 眠りの技法
(※4)2019年6月4日 読売新聞 くらし
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
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日々快適に、そして各々が目指す結果に向けてサポートするマガジンとして、多くの方々の「ココロ」と「カラダ」のコンディショニングを整えるのに参考になる媒体(誌面&WEB)を目指していきます。

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