秋華賞へ注目の前哨戦! 紫苑Sを分析する
【 2017/9/9 中山11R 紫苑ステークス(G3) 1着 16番 ディアドラ】
紫苑S近4年の人気別成績
■表1 【紫苑S近4年の人気別成績】
2・3着馬も上位7番人気以内から出ており、8番人気以下の激走はなかった。重賞に昇格後は出走馬のレベルが上がり、16年2着ヴィブロス、17年1着ディアドラは続く秋華賞を勝利。一昨年優勝のノームコアは昨年のヴィクトリアマイル、今年の札幌記念を快勝。昨年3着のカレンブーケドールは秋華賞・ジャパンCで連続2着と活躍馬が毎年出ている。
紫苑S近4年の単勝オッズ別成績
■表2 【紫苑S近4年の単勝オッズ別成績】
2・3着馬も傾向がハッキリしており、5.0〜19.9倍から2・3着が3頭ずつ出ている。一方、20倍以上の馬は40頭すべて4着以下に敗れていた。近4年とサンプル数が少ないので、今年も20倍以上の穴馬が来ないとはいえないが、近年の紫苑Sは上位人気馬が来やすい傾向にあるようだ。
紫苑S近4年の枠番別成績
■表3 【紫苑S近4年の枠番別成績】
3着以内馬全体を見ても、4枠から外の好走馬が目立っている。内めでは1枠が2・3着1回ずつで、2・3枠からは3着以内馬が出ていない。
紫苑S近4年の前走レース別成績
■表4 【紫苑S近4年の前走レース別成績】
フローラS組は一昨年ノームコアが勝利。その他は前走条件戦組から好走馬が出ている。
条件戦組の前走距離別成績
■表5 【条件戦組の前走距離別成績】
出走数最多の前走1800m組は勝ち星がなく、2・3着1回ずつ。3着以内に入った2頭は前走函館のかもめ島特別(現2勝クラス)を使われていた。
紫苑S近4年の生産者別成績
■表6 【紫苑S近4年の生産者別成績】
<紫苑S近4年のレース傾向まとめ>
・3着以内馬はすべて7番人気以内で、単勝オッズ20倍未満
→上位人気馬が安定している一戦
・外めの7・8枠で4勝。4〜8枠で3着以内馬12頭中10頭を占める
・前走オークス組、特にオークス5着以内馬がいれば注目
・前走条件戦組は前走2000m1着馬を要チェック
・ノーザンファーム生産馬で上位人気馬はアタマから狙える
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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