日本文理・伊藤直輝、“被”本塁打の記憶 堂林に浴びた一発は今も鮮明に…
2009年夏の甲子園決勝、日本文理のエース伊藤直輝(写真右)は、中京大中京のエース堂林翔太(同左)に先制2ランを浴びる 【写真は共同】
今村猛、堂林翔太から浴びた本塁打
伊藤はセンバツで1試合、夏の甲子園では5試合をすべて1人で投げ切った。キレのあるスライダーが武器で、夏の甲子園準決勝の県岐阜商戦では11奪三振1失点で投げ切り、決勝進出の原動力になっている。
「甲子園では3本のホームランを打たれました。センバツで1本。夏に2本。この中ではセンバツで打たれたホームランが、最も印象深いです(※編注:初戦でセンバツ優勝の清峰と対戦)。清峰のエース今村(猛/広島)君に打たれたんですけど、力の差を思い知らされました。中軸を打っていた今村君に打たれたのもそうなんですが、ピッチャーに打たれたことも悔しかったです。バッティングが好きなピッチャーが打つと、ピッチングにも気持ちよく入れるようになるので、試合にすごく影響を与えるんです。今村君に打たれたことで、完全に乗せてしまいました」と初戦負けを悔やんだ。
伊藤はセンバツ初戦で戦った清峰のエース・今村猛(写真中央)にも一発を浴びた 【写真は共同】
「一番飛ぶ高さですね。僕はそこまでストレートが速い方ではなかったので、コースには気をつけないといけなかった。高低を使う意味では高いボールも必要だけど、中途半端に投げてはいけないことを思い知らされました」
野球は1球で流れが変わる。甲子園の“被”本塁打で痛感した1球の怖さは、大学、社会人に進んでからもずっと教訓として生き続けていた。
夏の甲子園決勝で中京大中京の4番・堂林翔太(広島)から打たれたホームランは、今もなお鮮明に覚えている。
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