セ・リーグ各球団の週間MVPは? 巨人・戸郷が快投、広島・長野は3発8打点

ベースボール・タイムズ

今季初登板に臨んだ阪神・高橋は見事な復活勝利を挙げた 【写真は共同】

阪神:高橋遥人

 今季初登板に臨んだ高橋が見事な復活勝利を挙げた。開幕ローテ入りが期待されながらも左肩のコンディション不良で2軍スタートとなっていた大卒3年目左腕。8月6日の巨人戦で序盤から最速150キロのストレートにキレのある変化球も冴(さ)え、4回まで無安打で緩急を使いながら9奪三振を奪う快投劇。5回1死1、3塁のピンチも後続を連続三振に仕留めて無失点を継続し、最終的に7回111球を投げて3安打1四球無失点。自己最多となる計11奪三振をマークし、2019年8月23日のヤクルト戦以来349日ぶりとなる白星を手にした。チームは先週2カード連続負け越しでの2勝4敗と苦しんだだけに、虎の救世主として次回登板以降もぜひとも期待したい。

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広島:長野久義

 移籍2年目の長野が、持ち前の“夏男ぶり”を見せつけた。8月に入って「3番・レフト」でスタメン起用されると、先週の全6試合でヒットを記録した。まずは4日のヤクルト戦でライトポール際への同点3ランを含む2安打を放つと、翌5日もタイムリー2塁打を含む2安打。さらに6日にも2号ソロを含む2安打を放ち、5戦連続のマルチ安打を記録。続く阪神との3連戦でも、第1戦で代打2点タイムリーを記録すると、スタメン復帰した8日の第2戦では初回に先制の3号ソロを放って6試合連続打点。9日の阪神戦は4打数無安打で記録は途切れたが、先週の6試合で23打数8安打の打率.364で、3本塁打8打点の活躍。2カード連続勝ち越し(4勝2敗)の立役者になった。

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中日:大野雄大

 エース左腕・大野が2試合連続完投勝利でチームを力強く引っ張った。8月7日、チームが3連敗中で迎えた巨人との一戦。3回パーフェクトの立ち上がりを見せた後、4回にこの日唯一の失点となるソロ本塁打を被弾したが、試合を通して連打は1本も許さずに9回を5安打1四球で1失点の完投劇。今季の大野は、自身3度目の開幕投手を務めながら6戦白星なしの0勝3敗と黒星が先行していたが、7月31日の今季初勝利に続いての2試合連続の完投勝利&2ケタ奪三振。エース復活とともに与田竜の巻き返しに期待したい。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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