健康には姿勢が重要!ストレッチを始めよう

ココカラネクスト

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 近年、ストレッチの重要性に多くの人が気付いているのではないでしょうか。肩こりや首こり、腰痛、体のむくみ、だるさなどは血行やリンパの流れの停滞から引き起こされています。

 また、「腰痛が一番気になる」と言われていたお客さまも実際セラピストがお身体を診させていただくと首が一番硬かった、ということもよくあります。

 つまり、自分が一番気になると感じているところと最も重症な箇所は異なることも多いのです。

※リンク先は外部サイトの場合があります

まず姿勢を見直してみよう

 ここでお伝えしたいのは姿勢の重要性です。間違った姿勢は背骨を歪めると言いますが、それだけではすまないようです。姿勢が正しくないと、背骨だけではなく、「内臓」や「脳」まで歪んでしまい、その結果、健康そのものに影響が出るそうです。背骨が歪むことで筋肉や神経、脳にまで負担がかかってしまい、腰痛や肩こりはもちろん、手足のしびれや神経症などの症状、そのほかにも

体調不良、高血圧、視力低下、肩こり、頭痛、腰痛、生理痛、慢性疲労、冷え、めまい、不安感、手足のしびれ、便秘、貧血、関節痛、アレルギー、メニエール病、鎖骨神経痛、耳鳴り、ぜんそく、うつ病、ADHD

などの症状を引き起こします。

 つまり、正しい姿勢で過ごしていないことには、想像以上に大きな影響を及ぼしているのです。

 さらに、近年の姿勢の重要性への注目は、パソコンやスマホの長時間利用から体への弊害が生じている現状が起こりやすくなっていることから人々の関心が集まっているのかもしれません。

 健康には姿勢が重要だという認識が定着しつつあるんですね。

 ただひとつ問題が…

 せっかく姿勢の重要性に気づき、スマホや長時間のパソコン作業が体に弊害をもたらすとわかっていても、正しい姿勢を身につけ、普段の生活に置いて習慣化できていないことがほとんどなのです。

 ここでひとつ提案したいのは「背伸び」のススメです。

 私たちの体は背伸びした時に、「正しい姿勢」になるようにできているんです。姿勢がこれほど健康に影響するのかというと、正しい姿勢とは「最も体を効率よく支え、動かせる状態」であり、同時に「最も体への普段が少ない状態」でもあるのです。毎日のように、骨、筋肉、新鋭、内臓、脳などに負担をかけて生活をするよりは、バランスのいい姿勢で、それらに負担をかけずに快適に過ごすかで、その差はたった一年でも体に確実に大きな影響を残します。

 わたしたちの体は、過度な負担がかかるから不調になるのであり、その負担を取り除いてあげれば、ちゃんと健康になるのです。それを実現する重要ポイントが「背伸び」なのです。何か特別な背伸びをするわけではなく、「両腕を上げて、ゆっくり下ろす」という、いつもの背伸びをするだけです。
 加えて、次にお伝えする3つのパターンの「背伸び」を、状況に合わせて活用して上げてください。その3つとは、

・かんたん背伸び

・しっかり背伸び

・座りながら背伸び

です。

 「しっかり背伸び」は30秒くらい、ぐーっと伸ばして上げてください。この背伸びをつかいわけ、日常のありとあらゆる場面で、正しい姿勢の「クセ」をつけていきましょう!しかもすぐに習慣化できるはずです。

 通勤途中や家事の最中にもできる「かんたん背伸び」、腕を上げて凝り固まった体を一度リセットして正しい姿勢に戻す「しっかり背伸び」、会議中や食事中にもできる「座りながら背伸び」。

 「背伸び」は最もかんたんな、姿勢矯正運動かもしれません。

 ぜひ試してみてくださいね。

本格的なストレッチの始め方

 また、なぜストレッチをオススメしたいかと言いますと、セラピスト的観点から申し上げても、ストレッチをする=筋肉が潜在的に伸縮できる力を思い出させるという意味で、必ず施術には入れるようにしています。

身体が硬い方からはこんな質問をよく聞かれます。

「身体が硬いのは、柔らかくなるんですか?」

答えは、YES, YOU CAN です!

 私は筋肉トレーニングと一緒にストレッチの話をするのですが、筋トレも、実践すればどんどん筋肉が強固になり、強い筋肉が生まれますよね。ストレッチも同じです。やればやるだけ、どんどん筋肉が元の伸縮能力を思い出してくれます。もちろん最初は硬くてなかなか伸びないかもしれません。(筋トレも最初とっても辛いですよね!)

 それが、何回かトレーニングしていくうちに、緩んでいくのです。ぜひ、「固い筋肉が緩むまで伸ばすことを諦めない」という意識でチャレンジしてみてください。

ストレッチをする際は深呼吸をして

 ストレッチを行う際、筋肉を最大限伸ばすために、深呼吸しながら行ってみてください。息を深く吸って、深く吐く時に筋肉を伸ばすと、より大きく筋肉が伸びます。この逆で、ストレッチがキツすぎて、呼吸を止めるのはNGです。酸素の流れを止めることは、筋肉を硬直させてしまい、余計辛くなってしまいます。

ストレッチのコツは、

1.きついと思うところでキープ。
正しくストレッチするためには、筋肉を伸びきって、きついと思うところで10秒ほどキープした状態を保ってください。勢いをつけて行うのは好ましくありません。

2.てこの原理を使って伸ばす
伸ばしたい筋肉周辺の関節から離れた位置を持つ。

(腰を伸ばしたいから膝を持ってひねる、など)

 てこの原理で大きな力が働きます。効果を高めるポイントを覚えておいてくださいね。

 なお、どのくらいのペースでやったらいいの?

 というご質問には、週に3〜4回がオススメです。筋トレもそうですが、筋肉が伸縮を覚えてくれる頻度でやらないと、多くても効果は一緒ですし少なすぎると効果がありません。朝目が覚めた後、お風呂上がりの筋肉がほぐれているとき、昼間の時間が空いた時間などご自身が一番習慣にしやすい時間を選んでいただくのがベストです。

 なお、ストレッチには、腰痛予防、四十肩、五十肩予防、エコノミー症候群予防などさまざまな付随の良い効果があります。
[文:出張マッサージ ミラク 代表・齊藤麻由子]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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日々快適に、そして各々が目指す結果に向けてサポートするマガジンとして、多くの方々の「ココロ」と「カラダ」のコンディショニングを整えるのに参考になる媒体(誌面&WEB)を目指していきます。

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