パ・リーグ各球団の週間MVPは? 楽天ロメロが4発、SB柳田は出塁率5割超

ベースボール・タイムズ

西武・與座は7月30日の試合に先発登板すると、緩急巧みなピッチングでソフトバンク打線を5回を4安打無失点に抑えた 【写真は共同】

西武:與座海人
 先週の5試合を1勝4敗と負け越した西武。首位ソフトバンクに対して力負けした1週間だったが、その中でチーム唯一の勝利をもたらしたのが、大卒3年目のサブマリン右腕・與座だった。7月30日の試合に先発登板すると、序盤から緩急巧みなピッチングで5回を4安打無失点。2回に松田宣に対しては「今季最遅」の球速88キロの超スローカーブを投じ、4回無死2、3塁の大ピンチにも平常心を失わずに後続を抑えた。これでプロ初勝利を挙げた7月23日のロッテ戦に続くプロ2勝目。右肘の手術を乗り越えた男への注目が高まっている。

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日本ハム:渡邉諒
 4勝1敗と好調で最下位脱出に成功した日本ハム。そのうち4試合にスタメン出場した渡邉が週間打率.400と気を吐いた。7月28日の第1戦は途中出場だったが、翌29日は「6番・二塁」でスタメン出場して2安打をマーク。そして30日には初回2死1、2塁からレフトへタイムリーを放つと、第2打席、第3打席でもヒットを記録して猛打賞をマークした。続く31日は4打数無安打に終わったが、8月1日は6回2死満塁で迎えた第3打席で均衡を破る値千金の決勝打を放った。先週の5試合で通算15打数6安打の打率.400で2打点。8月の活躍にも期待したい。

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オリックス:若月健矢
 苦しい戦いが続いたオリックスの中で、若月が改めて存在感を見せた。ベンチスタートとなった7月29日の試合で2塁打を放つと、3試合ぶりにスタメンに復帰した31日に、第2打席で相手先発・有原の133キロを右中間スタンドに運ぶ今季3号の同点ソロアーチ。続く第3打席でも2塁打を放って一挙5点のビッグイニングにつなげた。チームは先週1勝4敗と負け越したが、その唯一の白星に大きく貢献した若月。昨季は138試合に出場して打率.178、1本塁打、21打点だったが、今季はここまで38試合に出場して打率.265、3本塁打、13打点。先週の試合でも改めてアピールした。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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