ゴルフマン【第74話】フライヤー

Gridge(グリッジ)

【(c)Gridge】

この時期の芝はフライヤーしやすいとか言いますが……。

【第74話】フライヤー

【(c)Gridge】

【(c)Gridge】

【(c)Gridge】

【(c)Gridge】

ティーショットってのはできればフェアウェイに打って、セカンドショットもフェアウェイから打ちたいもんです。
しかしゴルフってのはなかなか上手くいかないもんで、半分近くはラフからのショットになっちゃいます。
冬場なら逆にラフのほうがボールが浮いて打ちやすかったりするんですが、暖かい季節のラフは我々アマチュアにはなかなか手ごわい。
芝の抵抗に負けてまったく飛ばなかったり、芝の上に浮いたボールの下をクラブがくぐっちゃったりね。
なかなかラフからのショットの練習ってのもできないから難しいっすよね。
しかしラフってのはプロでもなかなか難しかったりするようで、グリーン周りで下手にラフに入れるくらいならバンカーのほうが良いなんてことも聞いたりします。
そんなセリフ言ってみたいわ〜。
そしてもうひとつプロが気にするのがラフからのフライヤー。
インパクトの時にボールとフェースの間に芝が挟まって、スピンがほとんどかからずボールが予想以上に飛んでしまうっていう現象がフライヤー。
これね、けっこうヘッドスピードが速くて、しっかりと芯でヒットしないとなかなか起こらないもんなんですよ。
だから普通のアマチュアではそうそうフライヤーなんてならない。
たまたまなんだか上手く打てちゃった時にフライヤーっぽくなることはあるけど、本当にそんなに普通のアマチュアが怖がるほど起こることじゃないんですな。
ま、思いもよらず起こっちゃうから怖いんだけどね。
プロの場合はこのフライヤーをわざと起こしてグリーンを狙ったりするからすごいんだよね。
1〜2番手短いクラブとかでわざとフライヤーさせてグリーンオンしてくる。
そういうのってテレビで観てても「おーさすがプロだな〜!」って感心しちゃいます。
あとね、わざとフライヤーはさせるんだけど、超高弾道にして飛距離が出すぎないようにして、上からグリーンに落としてボールを止めるみたいな。
「上にフライヤーさせる」なんて言ったりするみたいですが、あれがまたカッコ良い。

【(c)Gridge】

僕もいっちょまえにラフにボールがある時に「フライヤーが怖いんだよね〜」なんてことを言ったりしてみるんだけど、結局はいつもどおりの番手で打って、ちょっと噛んだりして結局ショートみたいなパターンが多い。
で、1年に数回くらいはなんかの拍子にちょこっとフライヤー気味の球が出ちゃって、グリーンをオーバーしたりするんだけど、そんなときには「やっぱフライヤーしちゃったよ〜」なんて偉そうなこと言ったりして。
グリーンオーバーしてるのに、ちょっとニヤニヤしちゃったりしてね。
フライヤーしちゃうのは困るんだけど、ちょっと憧れてる僕がいるんだよな〜。
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『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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