アスリート人生を支えた知られざる名言 水中vs.水上のアスリート対談VOL.2
五輪代表落選からの復活、それを支えたモチベーションとは?
【スポーツナビ】
松田 矢野先生?
寺川 そう、矢野先生っていうすごい怖い先生がいたんですけど。「選手のみんなはダイヤの原石だ」って言われていて。それで「君たちがそれを自覚して、練習というもので自分自身をドンドンドンドン磨いていきなさい。そしたら輝きが増すから。自分で自分を磨いて結果を出していくんだよ」っていう風に、本当小学校低学年ぐらいの時に言われたんですけど、それはもうずーっと現役生活続けてきた最後の最後まで、そう思いながら頑張ってました、練習とかも。
DJケチャップ なるほど。
松田 あったじゃないすかー。あったー、名言。
寺川 もう1個いいですか?
DJケチャップ あるんやん! どっちぃ? もう!
【スポーツナビ】
松田 ほーーー。
寺川 なんか私、アテネ(2004年)とロンドン(2012年)のオリンピックに出てて、真ん中の北京(2008年)に出ていないんですよ。
松田 一つ空いているんだよね。
寺川 そう、北京は選考に引っかからなくてダメで、その時に私もかもしれないですけど、みんな見てた人たちが「もうダメだ」って。「もうこの選手、年齢も年齢だし終わったな」って思われたと思うんですよ。でも、それって選手の終わりで本当にそこで引退してしまうとその印象がずーっと残ってしまうじゃないですか。それもすごく悔しくて、もう一回「なんだ、あの選手は!」って思われるようなアスリートになりたいなと思って、最後まで頑張ってて。
DJケチャップ だから、そのときに出会った大事にしてた言葉があったら余計にうれしいのに(笑)。
【スポーツナビ】
DJケチャップ なんでそのエピソードまであって、そこの一つがないのっていう(笑)。
寺川 ごめんなさい(笑)。菊地さん、お願いします!