「#無観客試合を変えよう」に1万件の応募 現役選手やOBも参加、集まった候補とは?

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「無観客試合」はどんな新呼称に変わるのか 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

 『「無観客試合」に代わる名前を、みんなで考えませんか。』

 日本トップリーグ連携機構の川淵三郎会長が3日、同機構のホームページ上と自身のツイッターで「無観客試合」に代わる呼称の募集を始めた。この投稿に対して、サッカー・トルコ1部ガラタサライに所属の長友佑都も引用リツイートで反応するなど、大きな盛り上がりを見せ、すでに募集が締め切られた10日現在、多くの意見が集まった。そこで今回は、SNSで上がった主な意見を紹介したい。

「ステイホーム」など、流行のワードが目立つ

 応募された意見の中で多く見受けられたのが、Bリーグ京都ハンナリーズ所属の岡田優介が提案した「リモートマッチ」など、コロナ禍で世の中に浸透した言葉を使った案だった。

「ステイホームマッチ」
「STAY HOME GAME」
「リモートビューイングゲーム」
「テレマッチ」
「ソーシャル・オーディエンス・マッチ」

無観客をもじった「ダジャレ系」ネーミング

 元サッカー日本代表の石川直宏氏が提案した「夢感客(むかんきゃく)」など無観客という漢字を“ダジャレ”のようにもじった形も多く見られた。

「夢感脚(むかんきゃく)」
「夢観客(むかんきゃく)」
「∞観客試愛(むかんきゃくしあい)」
「向観客(むかんきゃく)」

その他「新語」や「造語」も多く

 その他、作家の乙武洋匡氏の「電覧試合」など、工夫をこらした新たな名称も目立った。

「パジャマッチ」
「巫来(みらい)試合 」
「五感覚試合」
「全音(ON)試合」
「You&Iマッチ」
「@HOME GAME(あっとほーむげーむ)」

「無観客試合」という後ろ向きなネーミングを少しでも前向きな言葉に変えたいという、川淵会長の思い。それに多くの選手、OB、クラブ、そしてスポーツファンが賛同し、大きなムーブメントになっていった。大勢のファンとともに試合の興奮を分かち合いたいという願いは、スポーツに関わる全ての人が抱いているはず。Twitter上で集まった1万件以上の応募からどんな案に決まるのか、そしてその言葉がスポーツ界にどんな影響をもたらすか、楽しみにしたい。
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