【#STAYHOMEのすすめ】岡浩一朗教授が教える「おうちで誰でもできる運動不足解消法」

構成:スポーツナビ
ポイント2:簡単な上半身ストレッチを取り入れる

【写真:アフロ】

 どうしてもパソコンに向かっていると、肩が丸まって首が前に出た状態が続きます。そうなると肩甲骨あたりが凝り固まってしまい、首や肩の痛みにつながります。これらを改善する3つのストレッチもチェックしてみましょう。

・肩を回すストレッチ
 両手を肩に乗せ、肩を支点にしてヒジを大きく回す動きです。前後にぐるぐると回しましょう。

・背中・肩甲骨まわりのストレッチ
 手を胸の前で組み、組んだ手を前に伸ばし、背中は丸める動きです。

・胸まわりのストレッチ
 手を後ろにまわして組み、組んだ手を下に引っ張るようにして、胸を反る動きです。

 これらのストレッチのポイントは、息を吸ったり吐いたりと呼吸をすること。ストレッチされる部分が伸びていることを感じながら行いましょう。この状態で急に腕立て伏せなどをしてしまうと、逆に首や肩を痛めることにつながりかねません。まずは固まった部分をほぐすストレッチを行うようにしましょう。

ポイント3:運動やストレッチをするタイミングを決める
ポイント3:運動やストレッチをするタイミングを決める

【写真:アフロ】

 ポイント1と2でご紹介した運動やストレッチは、頻繁におこなうことが大事。30分〜1時間ほど同じ姿勢が続いたときに、今回ご紹介した運動やストレッチを行うようにしましょう。

 また、自分で運動やストレッチを行うタイミングを決めることもポイントです。例えば、台所に行ったときや洗面所に行ったとき、デスクワークを止めて立ち上がったときにこの運動をやろう、と決めておくとよいでしょう。何分デスクワークしたらストレッチするとか、時間で決めるのもおすすめです。

 可能であれば、運動やストレッチをしたことを記録をつけて可視化するのもよいでしょう。運動の動機づけになりますし、今後の運動習慣につなげやすくなります。運動習慣がつけば、当然効果も高まりますし、少しずつ強度を上げることもできるようになります。まずは、自分の座りっぱなし生活と決別しよう、という思いで取り組んでみましょう。

岡教授からのメッセージ

 今の状況になってから、子どもから高齢者まであらゆる人が日常的に運動不足であることを感じていると思います。

 明らかに運動不足と感じてるなら、まず簡単な運動から始めてみましょう。どんなことでもいいから体を動かすことが大事。それを入り口として運動不足の状況から脱してもらえるといいかなと思います。

(取材協力:Viibar/オルタスジャパン)

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