【#STAYHOMEのすすめ】“スリープマスター”森優奈さんが教える「テレワークで乱れがちな生活リズムを整える方法」

構成:スポーツナビ
■昼:午後の作業効率を上げるためにも適切な昼寝をとる

【写真:アフロ】

 自宅で作業していると、昼食後に眠気を感じることもあるのではないでしょうか。実は、きちんと睡眠がとれていても、昼過ぎに眠くなるのは身体のリズムとして自然なことなのです。眠気を感じたら無理に起きていようとせずに昼寝するようにしてください。

 昼寝は12時〜15時の間に、15分〜20分程度行うことが理想的です。ただし、ここで深く眠ってしまわないように注意が必要。しっかり寝てしまうと、夜の睡眠に影響を及ぼしてしまいます。そのため、ベッドに横になったりせずに、いすに座った状態で昼寝するのがおすすめです。座ったままだと身体が痛くなったり、手がしびれてしまったりしますが、角度を調整できるいすに座ったり、まくらを使ったりすると良いですよ。西川では『konemuri(こねむり)』という昼寝専用のまくらを販売していますが、こういったアイテムを活用してみるのも手です。

 また、昼寝する前にコーヒーを飲むと、30分後にカフェインが効いてくるので目覚めも良くなります。起きたら簡単なストレッチをすると、すっきりした状態で午後の仕事に取りかかれるでしょう。
■夜:オン・オフの切り替えをしっかりして、就寝準備を

【写真:アフロ】

 仕事の区切りをつけるのが難しいテレワーク。時間を意識せずに働いてしまいがちですが、オン・オフの切り替えが大切です。仕事を終わらせたら、寝る前はパソコンやスマホに触らないようにしましょう。明るい光が目に入ると、睡眠中に出るメラトニンの分泌が抑制されてしまうので、睡眠の質の低下にもつながります。

 食事は早めに済ませ、就寝する1時間前にはお風呂に入って身体を温めましょう。深部体温(身体の内部の温度)を上げることで入眠がスムーズになります。また、就寝前にアロマなどの香りを嗅ぐと寝つきも良くなりますよ。

スリープマスター・森さんからのメッセージ

 私自身もテレワークになってから日中に身体を動かす量が減り、最初は夜に寝つきにくくなったと感じました。座って作業する時間ばかりが続くと、睡眠にも悪影響があります。数時間おきにストレッチをするなど、できるだけ部屋の中でも身体を動かすようにしましょう。

 テレワークによって、眠りの質が下がりやすくなって生活リズムも崩れがちです。ぜひこれまで以上に、安眠できる工夫を取り入れてみてくださいね。

(取材協力:Viibar/オルタスジャパン)

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