【#STAYHOMEのすすめ】メンタルトレーナー・高畑好秀さんが教える「家庭でできるストレスケア」

構成:スポーツナビ

【写真:アフロ】

 新型コロナウイルスの流行によって、外出自粛を余儀なくされている方が多いはず。しかし、家にいる時間が増えるにつれて、なかには心身に支障をきたしている人も少なくないのではないでしょうか。

 今回は、トップアスリートのメンタルをサポートするメンタルトレーナーの高畑好秀さんに、この状況下でさまざまなストレスを抱えていらっしゃる方のために、少しでもストレス緩和につながるヒントをうかがいました。

新型コロナウイルス流行がもたらすストレスの原因

 この状況はどこかで終わりがくるけれども、終わりがはっきり見えない。その不安感がかなり大きいと思います。

 また、自分が感染するだけではなくて、人に感染させるんじゃないかという不安もありますよね。(自分が)感染したり、(周囲に)感染させてしまったら、死亡につながるんではないかという不安もあります。さらに、感染しない・させないために人に会えないという不安もあるでしょう。

 こういったさまざまなことが自分の頭の中で整理されていないことに対して、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 大きな不安によって大きなストレスを感じて、場合によっては軽いうつ症状になる人がいらっしゃるかもしれません。そこまでいかなくても、食欲不振になったりとか、夜眠れなくなったりとか、身体の小さな変調を感じている人も少なくないと思います。

ストレスを軽減するための「3つのケア」

■その1:日光を浴びて、体を動かそう

【写真:アフロ】

 やはり人間も動物。自然のリズムにのっとって生きていくというのはすごく自然なことです。特に、1日1回、日光を浴びることはとても大切なこと。自律神経の中の交感神経が優位に働いて、活動のスイッチが入ります。日が暮れれば今度は副交感神経が優位になって、自然とリラックスできるようになります。

 室内にずっといてなかなか日光を浴びないと、身体が活動的にならず、だるくなり「力が入らない」「気持ちが入らない」といった状態になりがち。そういったことを防ぐ意味でも、例えば、人がいないような場所をちょっと散歩してみるとか、外出が難しいようであれば、自宅の庭や駐車場など屋外に出て日光に当たりながら身体を軽く動かしてみるのもおすすめです。

 そういう場所さえないという人や、どうしても室内にいなければいけない人は、窓を開けて、風通しを良くしてみましょう。自然の風を感じることを意図的にやっていくのも非常に大切なのかなと思います。

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