上手い人しか気づいていない、ピッチエンドランのアプローチのポイントとは?!

Gridge(グリッジ)

【getty】

前回の“上手い人しか気づいていない、ランニングアプローチのポイントとは?!”も、かなりの人気で、高評価でした。

ランニングアプローチも、キモのポイントを押さえていればそれほど難しくはないのですが、見様見真似だけでやっていると、難しくなってしまいます。

それで、今回は、アプローチの基本ともいえるピッチエンドランについて、上手い人しか気づいていないポイントを書いていきたいと思います。

目からうろこの部分もあるかもしれませんね。

目次
1:ピッチエンドランのアプローチの基本とは?!
2:ピッチエンドランのアプローチの状況別使い分けとは?!
3:まとめ

ピッチエンドランのアプローチの基本とは?!

ピッチエンドランのアプローチの基本とは?! 【getty】

さて皆さん、ピッチエンドランのアプローチの基本とは、どのようなものか知ってますでしょうか?

きっと多くの方が一番初めに行うアプローチは、このピッチエンドランです。

ウェッジを持って普通に短い距離を打てば、ピッチエンドランのアプローチはできます。まあ、どんな打ち方でもほとんど結果的にピッチエンドランになります。

ピッチエンドランのアプローチの弾道ですが、簡単に言えば、ある程度キャリーが出てある程度ランが出るアプローチのことです。

しかし、上手い人だけが気付いているポイントとは、ピッチエンドランのアプローチの打ち方が、大きく分けて2通りあることです。

さらに、2種類のピッチエンドランを状況によって意識的に打ち分けることです。

それで、どうして2種類のアプローチ方法があるのかですが、その前に打ち方の説明です。

その1:これは、前回の記事であるランニングアプローチの打ち方を思い出してください。見てない人は、下記のリンクから辿ってくださいね。

ピッチエンドランなので、クラブはウェッジになります。アドレスでのボールの位置は真ん中よりやや右足寄り。

手の位置は、左足太ももの内側。そして、ハンドファーストに構えた手とクラブのシャフトの角度をインパクト〜フォローまで変えないことと、バックスイングからインパクトにかけてスピードを緩めないことです。

この打ち方は、比較的入射角がきつくなります。

その2:アドレスでのボールの位置は、真ん中からやや左足より。クラブはウェッジです。手の位置は、左足太ももの内側。そして、ストロークのポイントは、入射角を緩やかにして、ボールの手前の芝から擦るようにスイングします。

この打ち方は、1のキモとは違い、ヘッドが手を緩やかに追い越していきます。つまり、左腕と左手甲の角度が甲側に折れるところです。

さらにソールのバウンスを上手く使って、バウンスで跳ねさせながらインパクトします。

つまり、この1と2のアプローチでは、やっていいところとダメなところがまったく違うポイントになっています。

ピッチエンドランのアプローチの状況別使い分けとは?!

ピッチエンドランのアプローチの状況別使い分けとは?! 【getty】

さて、上記2種類ですが、状況別に使い分けをします。

同じピッチエンドランと言っても、アプローチの弾道が異なるからですね。

弾道の違いは、上記1は、ある程度キャリーが出て、グリーンに着地をして、そのまま転がる感じになります。特に、キャリーが少なくランが多めになります。

次に上記2のアプローチは、キャリーは1より大きくなりますが、キャリーして2バウンド目からスピンが効いて、そのままトロトロと転がる感じです。

このようなアプローチは、特に下りのグリーンに対するアプローチとか、速いグリーンでは距離感が合いやすいです。

つまり、スピンをそこそこ効かしたくなる場合は、この2の打ち方をお勧めします。

1も2も注意すべきポイントは同じで、トップで切り返してからスピードを緩めず加速しながらインパクトすることです。

まとめ

まとめ 【getty】

さて、2種類のピッチエンドランの打ち方の説明をしてきましたが、この2種類を基本として、さらにいろんなバリエーションがあります。

例えば、打ち上げに向っていくグリーンに対してのピッチエンドランは、傾斜に対してアドレスをどう取るかということになります。

傾斜なりに立ってしまうと、普段のウェッジのロフト以上にロフトが付くことになるので、そのまま、同じ打ち方をしてしまうと、普段以上に強く振る必要があります。

さらに、左足上がりはヘッドが地面に突き刺さりやすいので、こういう場合は、あまり傾斜なりに立たず、左肘を抜きながらインパクトからフォローを取るとコントロールしやすくなります。

また、ピッチエンドランでは、フェースを閉じたり、開いたり、ボールの位置をいろいろ変えることで、いくつものバリエーションができます。

このようなバリエーションを増やすために、ボールの位置を変えたり、フェースを開いたり閉じたりというアプローチの練習も試してみてください。

そして、1の打ち方をするのか2の打ち方をするのか決めて、上記のようにいろいろ変えながらアプローチします。

ただ、重要なことは、フェースの開き具合や、ボールの位置を変えても1のアプローチスイングか、2のアプローチスイングか決めてから練習してください。

この2種類の基本のピッチエンドランを覚えれば、アプローチが得意になると思います。

ぜひお試しください。
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『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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