炭水化物(糖質)は悪なの?

ココカラネクスト

【(c)CoCoKARAnext】

流行の低糖質ダイエット。

 正しく行えばダイエット効果は高く、健康面でも恐らく問題はないと思います。

 実際に私の担当するお客様も、低糖質ダイエットで何人も良い結果が得られています。

※リンク先は外部サイトの場合があります

では、『炭水化物(糖質)』は悪なのか?

 そういう訳ではありません。健康やダイエットに良い影響を及ぼしてくれる炭水化物もあります。

 ということで、今回から2回に分け

・炭水化物と健康

・炭水化物とダイエット

というテーマで書いていこうかと思います。

炭水化物と健康

健康に良い炭水化物=茶色い炭水化物

 「茶色い」炭水化物は健康に良いと言われています。

 さて、どんなものがあるでしょう?

 玄米、雑穀類、蕎麦粉、全粒粉、オートミール、大麦、ライ麦、キヌア など

 これらは「精製されていないもの」です。

 逆に、「白い」炭水化物は健康にあまり良くないとされています。

 白米、小麦粉(パン、パスタ、ラーメン、うどん)など

 これらは「精製されたもの」です。

 では、茶色い炭水化物が健康にどのような良い影響を与えるのでしょうか。

死亡率の低下

1日70gの茶色い炭水化物を摂取したグループは、摂取しないグループと比べ死亡率が22%低下。

科学的根拠 : 強い

(参考文献「Whole Grain Intake and Mortality From All Causes, Cardiovascular Disease, and Cancer: A Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies.」)

脳卒中や心筋梗塞のリスク低下

【(c)CoCoKARAnext】

茶色い炭水化物の摂取量が多いグループ(※1日2.5単位以上)は、摂取量が少ないグループ(週に2単位未満)と比べ脳卒中や心筋梗塞になるリスクが21%低下。

※1単位=80kcal

科学的根拠 : 強い

(参考文献「Whole grain intake and cardiovascular disease: a meta-analysis.」

「Whole Grain Intake and Mortality From All Causes, Cardiovascular Disease, and Cancer: A Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies.」)

糖尿病のリスク低下

茶色い炭水化物の摂取により糖尿病のリスクが下がる。

科学的根拠 : 強い

(参考文献「Whole grain, bran, and germ intake and risk of type 2 diabetes: a prospective cohort study and systematic review.」

 白米を玄米に置き換える事で、糖尿病になるリスクを36%下げる事が出来る。

(参考文献「White rice, brown rice, and risk of type 2 diabetes in US men and women.」)

大腸がんのリスク低下

茶色い炭水化物の摂取により大腸がんのリスクが下がる。

科学的根拠 : 強い

(参考文献「Dietary fibre, whole grains, and risk of colorectal cancer: systematic review and dose-response meta-analysis of prospective studies.」)

と、茶色い炭水化物は体に良い事が分かりますね。
逆に白い炭水化物は、血糖値を上げ、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを高める可能性や白米が糖尿病のリスクを上げる事が明らかになっています。

科学的根拠 : 強い

(参考文献「White rice consumption and risk of type 2 diabetes: meta-analysis and systematic review.」)

 白米の摂取量は少なければ少ないほど糖尿病のリスクは低く、多ければ多いほどリスクは高くなっています。

「でも米は食べたい!」

 そんな声が聞こえてきそうです。

 どうすればいいでしょう…

 白米を玄米に置き換えればいいんです。
[文:shibuya sankak パーソナル・トレーナー]

「パーソナルトレーニングジム shibuya sankak(シブヤ サンカク)」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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日々快適に、そして各々が目指す結果に向けてサポートするマガジンとして、多くの方々の「ココロ」と「カラダ」のコンディショニングを整えるのに参考になる媒体(誌面&WEB)を目指していきます。

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