打ちっ放しでは何球くらい打つのがいいの?

Gridge(グリッジ)

【getty】

ゴルフの練習の代表格ともいえる打ちっ放し。というか、それ以外練習はしていないという方が大半なのではないでしょうか。

では、その打ちっ放しでは何球くらい打つのがベストなのでしょう?

筆者の友人には、仕事の関係上なかなか練習に行くことができないことから、一度練習に行くと400から500球まとめて打つという強者がいます。

プロであればいざ知らず、基本的には何か仕事を行っているかたわらゴルフをするのがアマチュアゴルファー。

一度の練習量について、考えてみましょう。

基本的には多いほうがベスト、しかし……

基本的には多いほうがベスト、しかし…… 【getty】

では何球くらいがベストかということですが、基本的には多いほうが上達という点についてはベストなことだと言えるでしょう。

ゴルフスイングは再現性が高ければ高いほど安定したショットを打つことができます。
だからこそ、できるだけ打つことがベストだと言えます。

しかし、注意しておきたい点は、やはり疲労。

何百球も打つとどうしても疲労が蓄積してしまいます。

それによって自分が知らず知らずのうちにスイングが崩れた状態でスイングしてしまっている可能性もあります。

その危険性がない範囲で打てる数の練習量にしておいたほうがいいでしょう。

また、下手固めなんていう言葉もあるように、いくらたくさん打っても、打ち方が間違っていたら意味がありません。

そのときそのときの課題や、スイングで意識しているポイントを確認しながら練習しましょう。

そもそも疲労がたまらないのはおかしい?

そもそも疲労がたまらないのはおかしい? 【getty】

しかし、スイングくらいではそこまで疲労が気にならないという方もいらっしゃると思います。

そういった方であれば確かにフルショットで何百球も打つことができるでしょう。

ですが、冷静に考えてみてください。

ゴルフといってもスポーツですから、そもそもそんな疲労を感じないということはあり得るでしょうか?

基本的には1スイングでも体、腰や手首などに大きな負担があるものです。

いくら練習してもそういった疲労を感じないということは、そもそもスイングに問題があるのかもしれません。

一度そういった観点から自分のスイングを見直してみるのもいいでしょう。

フルショットのみだけではもったいない

フルショットのみだけではもったいない 【getty】

また、打ちっ放しでフルショットの練習だけしかしないということも非常にもったいないと言えます。

確かにマットの上から練習するアプローチと実際に芝から打つアプローチとでは感覚は大きく異なりますが、アプローチのスイングイメージを持っているだけでも大きく違います。

また、アプローチでの距離感というのは打ちっ放しでの練習でも十分役立ちます。

フルショットばかりの練習ではなく、アプローチでのショットも練習するようにしてみてください。

球数よりも練習頻度を高めて!

球数よりも練習頻度を高めて! 【getty】

なかなか練習に行けないという事情を抱えていらっしゃる方も多いでしょうが、1日の練習量が多いということよりも練習頻度が多いほうがベストです。

1日30球でいいので、週3日くらい練習に行けるとクラブを握る感覚を忘れないですみます。

ゴルフスイングは確かにそう簡単に忘れるものではありませんが、練習頻度が少ないとどうしても徐々にスイングが崩れていくものです。

少し狂ったスイングの状態で練習し、また時間が空いて少し狂ったスイングで練習しということを繰り返すと、大きくスイングが崩れてしまう可能性があります。

だからこそ、練習頻度を多くすることで通常のスイングの感覚を忘れないようにすることが重要だと言えます。

打ち放題などで多く球数を打ちたいときは

打ち放題などで多く球数を打ちたいときは 【getty】

練習場によっては、料金が球数ではなく、時間内であれば打ち放題というところも存在します。

練習時間が長く取れる方にとってはとてもお得なサービスですよね。

しかし、フルショットの練習を行うのであれば、実際2時間もなかなか練習し続けるのは難しいものです。

こういったときはフルショットの練習ではなく、自分が行うべきドリルや、インパクトゾーンのスイングチェックに最適なビジネスゾーンの練習を行うことがいいでしょう。

球数=料金だとなかなか地味な練習は行いにくいもの。

だからこそ、打ち放題は積極的にそういった練習を行うにはもってこいと言えるでしょう。

また、打ち放題のときこそアプローチの練習を行うようにしてください。

転がすアプローチ、通常のアプローチ、フェースを少し開いて高く上げるアプローチなども練習しておくといいでしょう。

実際のラウンドになれば、どうしても高いアプローチが求められる場合があります。

そういったときに「フェースを開いて少しカット目に」などと、仮に意識したとしても練習していなければそう簡単に上手くいきません。

そのときに、少しでも練習していたのであれば積極的に高いアプローチを打つこともできますよね。

実際のラウンドで使えるのは、今までに経験した、もしくは積み重ねてきた技術だけ。

だからこそ、そういったときに対する備えを練習でも行うようにしましょう。

むやみやたらな練習は禁物

むやみやたらな練習は禁物 【getty】

ゴルフの練習は見た目以上に体に負担をかけてしまうもの。だからこそ、むやみやたらに練習しても決して上手くなるわけではありません。

週1回で今まで多めに打っていたのであれば、時間を上手く調整して週2回少しでもいいので練習する、どうしても1回しか練習できないのであれば、ドリルやアプローチといったフルショット以外の練習もする、など工夫して練習を行うようにしましょう。
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『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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