柔道、早期の代表内定がもたらす意味 金メダル量産を実現するために
新たに柔道の東京五輪代表に内定した12人 【写真:平野貴也】
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代表内定選手それぞれの思い
女子52キロ級で日本人初の金メダルを目指す阿部詩。代表入りを目指している兄・一二三へエールを送った 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
兄の一二三が男子66キロ級で代表に内定すれば、兄妹での五輪出場がかなう。「私は、信じて待つだけ。お兄ちゃんなら絶対に勝ってくれると信じている。2人で挑みたい」と、兄の代表入りを期待する。
田代はリオ五輪で準決勝敗退。東京五輪では、前回果たせなかった目標(メダル獲得)に再挑戦する 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
女子63キロ級の田代未来(コマツ)は、前回大会を「私の柔道人生の中で、一番悔しくて、後悔した1日」と表現。4年前は3位決定戦で敗れ、日本勢で2人だけメダルを取れず。帰国した空港では、メダリストとは別の出口から出るなど悔しさを味わった。その経験を糧に、プラス思考を身につけて再挑戦の場にこぎ着けた。
「4年前は、負けるイメージしかできず、とにかく不安でした。今は、本当に楽しみ。この舞台で、成長した姿を披露できるのは、幸せ。『できるかな、勝てるかな』ではなく、必ず取りに行く。ここまで準備してきたのだから、自分を信じ抜いて戦いたい」