女子日本代表:初招集された3人「経験が無いなりの努力や勉強をすべき場所」北村悠貴選手
【JBA】
昨年11月に行われたアジア・オセアニア地区のオリンピック・プレ予選大会では、3x3でも活躍していた宮下希保選手が5人制の女子日本代表に初選出され、チームハイとなる平均16.3点を挙げて3連勝に大きく貢献しました。OQTへ向けて準備する中、復帰した大崎佑圭選手を含め、新たに4人が加わっています。北村悠貴選手 (日立ハイテク クーガーズ)、加藤優希選手、東藤なな子選手 (ともにトヨタ紡織サンシャインラビッツ)は、いずれもはじめて候補選手に選ばれました。
東藤なな子選手 (トヨタ紡織サンシャインラビッツ) 【JBA】
初選出に対し、「まさか私が…!?」と驚く北村選手。「Wリーグを通して波がなく、どんな相手に対しても得点ができ、パスもできる選手たちを目の当たりにしてきました」という日本代表選手の印象に対し、まだまだ足りない部分が多いと感じてもいました。オリンピックイヤーを迎え、突然訪れたこのチャンスに対し、「この中でも一番下手だから、とりあえず自分ができることを全力でやろう。その中で自信がなくなるようなこともあるだろうけど、それさえも楽しめるように気持ちを持って行こう」と自らを鼓舞しながら、新しい環境に順応しています。
このチャンスを逃したくないのは、皆同じです。北村選手は、「もちろん代表に入るチャンスもそうですが、この場にいることで絶対に勉強ができ、その機会を逃したくない気持ちもあります。いろんな意味を含めて、このチャンスを逃したくないです」と全てを吸収しようと貪欲に取り組んでいました。
加藤優希選手 (トヨタ紡織サンシャインラビッツ) 【JBA】
オリンピック開幕まで、あと半年を切りました。時間がないとともに、初選出された選手たちは国際経験が足りない部分での差は否めません。それでも北村選手は、「経験が無いなりの努力や勉強をしなければいけないですし、ここに来た以上はするべきだと思っています。その差を埋めるのも自分の努力次第だと思っています」と前向きに捉えており、初の日本代表となってOQT出場を目指します。
「今回選ばれた選手は1on1ができる選手ばかりです。チームの約束ごとがある中でも、それぞれの良さを出して欲しいですし、プレーしやすくするのも自分の役割のひとつだと思っています。しっかり声をかけてあげて、良い雰囲気を作っていきたいです」という高田真希キャプテンのサポートもあり、初選出された選手たちはのびのびとプレーし、積極的にアピールを続けています。
OQTに出場できる12人のメンバーを決めるトライアウトは、ここからさらに激しさを増していきます。
■ FIBA 東京 2020 オリンピック予選大会 試合日程
2020年 2 月 6 日 (木) vs スウェーデン 26:05 試合開始予定
2020年 2 月 8 日 (土) vs ベルギー 26:05 試合開始予定
2020年 2 月 9 日 (日) vs カナダ 26:05 試合開始予定
※記載時刻はすべて日本時間
※3試合ともBS-TBS、CSフジテレビ TWO / NEXT、DAZN で LIVE 放送予定
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