【サーフィン】サメと格闘した世界王者ミック・ファニングがドキュメンタリー『サメを救う』を制作

チーム・協会

【© WSL】

2015年、南アフリカのジェフリーズベイで行われた『J-Bay Open』で、決勝戦の最中にサメに襲われながらも果敢な攻撃で一命をとりとめたミック・ファニング。
翌年の同大会ではトラウマを乗り越えて参加して見事に優勝。まるでハリウッド映画のようなドラマティックな結末を迎え、偉大なチャンピオンとしての地位を不動のものにした。

南アフリカに限らず、オーストラリアでも日本でも世界中の海にサメがいるのは当たり前のことで、サーフィンをしている限りはいつ出会ってもおかしくない。
例え過去に人間を襲った事故が何度もあったとしてもサメを海から排除するのは100%間違っているのだ。

2018年のベルズ戦を最後にツアーを引退したミックは、『Rip Curl’s The Search』で世界中の海をサーチしたり、新たなビジネスに興味を持ったりと忙しくしているが、2020年はテイラー・スティール、ナショナルジオグラフィックと協力して2部作のドキュメンタリー『Save this Shark(サメを救う)』を制作すると発表。

サメに襲われた経験があるからこそ、サメを避けるのではなく、サメのことを知ろうと一歩近づくミックらしいプロジェクトと言えるだろう。

2015年『J-Bay Open』でサメに襲われた場面 【PHOTO:© WSL】

撮影場所はミックのホームであるオーストラリアのゴールドコースト、バリナ、ポートリンカーン。
アメリカ・フロリダ半島のマイアミ、カリブ諸島のバハマ。
どこも世界的に有名なサメの生息地。

世界有数のサメの専門家4名と一緒に、世界中の海洋環境でのサメの果たす役割を理解するプログラムだ。

「これは友好的な方法でサメと再会する旅。サメは魔法のような神秘的な動物であり、環境に対して何をしているのかも分からない。」
ミック・ファニング


このドキュメンタリー『Save this Shark(サメを救う)』は2020年後半に放送予定。
ツアーを引退して第二のサーファー人生を歩んでいるミックにとって新たな冒険の一年になりそうだ。
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