日テレ関係者が明かす選手権中継の舞台裏 選手がYouTubeに出ることに喜ぶ時代に
埼玉に住んでいる浦和サポーターが、浦和に加入する武田英寿が所属する青森山田の試合を全試合追えるようになった 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
そこで、日本サッカー協会、全国高等学校体育連盟とともに大会を主催する日本テレビのスポーツ局チーフ・プロデューサーの市川浩崇さんとスポーツ局高校サッカー事務局長、専門副部長の永井孝昌さんとに、選手権中継の変化や選手権そのものの魅力について聞いた。(取材日:2019年12月24日)
最大の変化はインターネットへの全試合配信
市川 私は入社からずっとスポーツをやっていましたが、高校サッカーは本当に1回だけしかやっていませんでした。ですから、外から見て「ここはどういう仕組みになっているのだろう」ということもありました。6月から担当になり、新鮮な目で観ている視点から、「いろいろ変えられるところもある」という社内提案をしています。実際、いろいろと変えている最中という感覚ですね。
――今年に向けて変えた部分は具体的にどこですか。
市川 一番はインターネットへの配信ですね。100回大会までに向けて中期的プロジェクトを僕らは持っていて、その中で若年層に楽しんでもらいたいという思いがまずありました。あと、高校サッカー選手権は高校野球と違って(甲子園のような)1つの会場で行われているわけではありません。試合は関東でやっていて、それぞれの地区の地元局は放送をやるけれど、選手のおばあちゃんが県境を超えたところに住んでいたら、孫の活躍は観られない。
――甲子園だとテレビでも順番に全試合やるけれど、選手権は関東8会場同時開催ですからテレビ放送の場合はそもそも両立し得ないですよね。
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