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富樫勇樹も大好き&折茂武彦9度目のMVPへ
北海道の魅力とBオールスターの見どころ

 いよいよ今日、Bリーグオールスターゲーム2020が北海きたえーるで開催される。今回はオールスター戦の見どころを「コート外」も含めて読者の皆さんにお届けしたい。相手選手が北海道遠征を心待ちにするほど、この土地には魅力がある。


 レバンガ北海道の社長も兼任するレジェンド折茂武彦は、既に今季限りの引退を表明。ファン投票により地元で行われるオールスターの先発選手に選出され、「人生9度目のMVP」をかけた戦いに挑もうとしている。そこも大きな見どころだ。

千葉・富樫「一番行きたいアウェーは北海道」

北海道は食事もおいしい上、アリーナも見やすい。一番行きたい遠征先と語る富樫勇樹(写真左、右は折茂武彦)
北海道は食事もおいしい上、アリーナも見やすい。一番行きたい遠征先と語る富樫勇樹(写真左、右は折茂武彦)【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

 富樫勇樹(千葉ジェッツ)に以前「B1の中で特に印象的なアリーナ」を尋ねたことがある。彼の古巣で“クレイジーピンク”の熱狂がすさまじい秋田、故郷の新潟といった返答を想像していた筆者に、想定外の言葉が返ってきた。


「一番行きたいアウェー戦はダントツで北海道です」


 彼は満面の笑顔で、その理由を口にしていた。


「ご飯がおいしい! アリーナが大きくて、すごくきれいで……。きたえーるは好きですね。場所も便利ですし、お客さんからしても見やすいと思うんですよ」


 札幌開催を歓迎しているのは、北海道側の関係者だけではない。選手はもちろん、ファンにも喜ばれる2020年1月18日のオールスターだ。


 冬の寒い北海道だが「バスケット熱」の高い土地だ。18-19シーズンのレバンガは10勝50敗とB1最低の勝率を記録してしまったが、観客数は1試合平均3637名と千葉、栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)、川崎ブレイブサンダースに次ぐB1の4位だった。B1残留と熱心なファンの後押しもあってクラブは経営的な上昇気流に乗っており、コート内の強化も進んでいくだろう。


 ホームアリーナの「北海きたえーる」は札幌駅やススキノまで地下鉄で一本。しかも地下鉄・東豊線の豊平公園駅から地下通路で入館できる好アクセスだ。築20年ほどと古さがなく、演出の設備も充実している。それもファンを呼び込む大きな要因だ。

負け続けても会場に足を運ぶファンに感謝を述べる内海HC
負け続けても会場に足を運ぶファンに感謝を述べる内海HC【写真は共同】

 18-19シーズン途中からクラブの指揮を執る内海知秀ヘッドコーチはこう感謝を述べる。


「あれだけ負け続けても会場に3000人、4000人と足を運んでくれる。すごくありがたいことですし、選手たちもそうですけどわれわれスタッフの力になるファンの人たちです」


 内海は実業団のプレーヤーを引退後、ジャパンエナジー(現JX-ENEOSサンフラワーズ)に転じるまで、札幌大の指揮官として北海道のバスケットボールに関わっていた。レバンガの横田陽CEOも実は当時の教え子だ。

多くの名選手を輩出した北海道

 バスケットは寒冷地で盛んな競技だが、北海道も多くの名選手を輩出してきた。内海が女子日本代表の監督として指揮を執った2016年のリオデジャネイロ五輪は長岡萌映子、町田瑠唯、本川紗奈生と北海道出身、札幌山の手高校卒の3名がメンバー入りをしている。


 東海大札幌(旧東海大四)高校も今回のオールスターに出場する大塚裕土(川崎)や柏木真介(新潟アルビレックスBB)、須田侑太郎(アルバルク東京)、佐藤卓磨(滋賀レイクスターズ)といった有力Bリーガーの母校。レバンガの司令塔で、リーグ推薦で選出された多嶋朝飛は高校こそ北陸だが帯広の出身だ。


 もちろん内海HCの息子・慎吾(京都ハンナリーズ)、娘・亮子(元JXサンフラワーズ)も北海道出身の名選手だ。


 今回のオールスターでレバンガの選手たちが入るのは「B.BLACK」チーム。折茂は比江島慎、竹内公輔、ジェフ・ギブス、ライアン・ロシターの宇都宮4人衆とともに先発が予定されている。


 リーグ推薦で選出されたA東京の日本代表、田中大貴、竹内譲次らも「B.BLACK」に入る。多嶋はリーグ推薦で、折茂とともに北海道13季目の桜井良太はSNS投票でメンバー入りを果たした。


 対する「B.WHITE」は千葉、川崎などの選手で構成されている。折茂が一緒にプレーできず残念がっていた富樫は「スキルズチャレンジ」でも優勝候補だろう。ニック・ファジーカス(川崎)、ダバンテ・ガードナー(シーホース三河)とB1の新旧得点王もこちらにいる。

大島和人
大島和人

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都町田市に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。バスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、バレーなどの現場にも小まめに足を運び、試合観戦数は毎年300試合を超える。日本を実はサッカーだけでなくバスケ強国であるスペイン、バレー王国・ブラジルのような球技大国にすることが一生の夢で、“球技ライター”を自称している。

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