日本ラグビー協会・森会長が振り返るW杯 大会を通して感じた「感謝」の気持ち

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(提供:(公財)日本ラグビーフットボール協会)

ラグビー人口を増やすために「環境の整備」が急務

講演後には、会場からさまざまな質問が寄せられた 【スポーツナビ】

続いて、来場者との質疑応答が行われた。以下はその要旨。

——サンウルブズの今後について。

 サンウルブズを残したい気持ちはもちろんあります。今後につきましては交渉中です。

——ラグビー人口を増やすために何が必要だと思いますか?

 最初にやるべきことは環境の整備かと思います。W杯でこれだけ多くの方に興味を持ってもらっているので、ラグビー人口を増やすチャンスだと思います。色んな人の話を聞くと、子供達がラグビーをやりたいという声がたくさんあるみたいなんですよね。ただ、どこでやったらいいかわからない。ラグビーができるグラウンドを整えるのは急務だと思いますし、こちら側からも発信していかなければいけないと思います。

——大学ラグビー改革する覚悟はありますか?

 大学ラグビーの競技全体の向上ということであれば、何らかの改革をしていかなければならないと思います。

——W杯で「にわかファン」になりました。これから大学選手権、トップリーグを見ようと思っています。ここを見るとラグビーが楽しくなるポイントを教えてください。

 やっぱりスクラムでしょうね。僕らもスクラムのこと、全然わからないんですよ。反則ならレフェリーが手を挙げるじゃないですか。そしたらフォワードがバックスに向かってガッツポーズするんですけど、どうして反則なのか私も分からないんですよ(笑)。

——日本代表がシックス・ネーションズ(欧州6カ国対抗戦)やザ・ラグビーチャンピオンシップに参加する話が出ています。会長の考えを教えてください。

 個人的な意見ですが、行くならシックス・ネーションズが良いと思います。というのは同じ北半球じゃないと、夏に冬の地域に、冬に夏の地域に行くことになるのでキツいんですよね。横の移動なら気候はほとんど同じ。時差はあまり関係ないと思っています。

——W杯の報奨金はあったのでしょうか?

 ありました。協会からは、ベスト8に進出したということで、 “ONE TEAM”ですから全員に報奨金をお渡ししています。

あなたにとってラグビーとは?

出演者と聴講者全員で記念写真 【スポーツナビ】

 感謝の気持ちや礼儀を身につけたのもラグビー。人生そのものです。

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