侍の逆風を変えた、今永&會澤バッテリー メキシコ戦・勝負を分けたポイント
完ぺきに仕事を果たしたリリーフ陣
9回を締めた山崎は、前を投げる甲斐野と山本から好影響を受けている 【写真は共同】
最終回を3人で締めた山崎は、甲斐野と山本のつくった好影響を口にしている。
「前に投げるのがいいピッチャーばかりで、バッターが三振していく姿を僕も見ています。彼らに刺激を受けて、僕も三振を求めていく部分はありますね。クローザーは重圧もありますけど、そこを求めてずっとやってきている。ここまでマウンドで経験させてもらっていることが、僕の財産になっているなと感じます」
韓国戦を前に、戦う形が整ってきた
試合後、「自撮り」を行う投手陣。必勝リレーで難敵メキシコを倒し、スーパーラウンド最終戦の韓国戦に弾みをつけた 【写真は共同】
「今日は日本らしい、われわれの勝ち方ができたと思います」
スーパーラウンド初戦から苦しい戦いが続いた侍ジャパンだが、メキシコ戦で風を変えたのが今永と會澤のバッテリーだった。投手が初回からしっかり試合をつくり、少ないチャンスをモノにして守り切る。プレミア12のクライマックスに向け、戦える形が整ってきた。
「このチームで試合をできるのは韓国戦と決勝。悔いがないように、全員で1試合1試合、結束力を持ってやっていきます」
2日間の練習日をはさみ、16日はいよいよ宿敵・韓国との大一番を迎える。