構図はベテラン、海外、若手の三つ巴 JTカップで“王者”となるのは誰だ!?
石川、松山に続く“次世代スター”が躍進
23歳の星野陸也は高身長から繰り出される豪快なショットを得意としている 【Getty Images】
その筆頭が96年生まれの23歳・星野陸也。身長186センチと恵まれた体格から繰り出されるドライバーショットは300yd越えの飛距離を持ち、ランキング10位(302.35yd)。イーグル獲得数も12回と、これは現時点でツアー最多となっている。ただ星野は飛距離だけが魅力なわけでなく、パットのうまさも光っている。平均パットは1.7324で4位、パーキープ率も85.69%で11位と、ミスを取り戻す力も持っている。そのため、総合的な技術力をランク付けしたトータルポイントランキング(※)では、堂々の1位。今季は6月の「ダンロップスリクソン福島オープン」で1年ぶりのツアー2勝目を勝ち取っている。
※総合的に優れたプレーヤーを選出することを目的に9部門をポイント換算した順位(平均ストローク、平均パット、パーキープ率、パーオン率、バーディー率、イーグル率、ドライビングディスタンス、フェアウェイキープ率、サンドセーブ率の9部門の順位をそのままポイント換算し、そのポイントの合計により順位を決定している。
沖縄育ちの比嘉も期待の若手の一人だ 【Getty Images】
男子ゴルフ界では石川遼、松山英樹の同級生2人が長くトップをけん引してきた。ただ、1991年生まれの石川、92年生まれの松山に追随する次世代スターを求める声も大きかった。そんななか昨年、賞金王となった今平が92年生まれで学年としては二人の1つ下で、同級生には堀川未来夢がいる。さらに、石川の高校の2年後輩となる浅地洋佑や同学年の時松隆光といった選手が徐々にツアー上位で活躍するようになってきた。そして星野、比嘉といったさらに若い世代が加わり、ツアー全体の若返りも見られるようになってきている。
「いろんな人にチャンスがある」
2018年大会を制した小平(写真右)と優勝トロフィーを掲げる美保夫人 【Getty Images】
前回大会では夫の小平がプレーオフを制し、王者に輝いた。勝因について古閑プロは「『4日間、最後の18番でボギーを打たなかったこと』と主人が言っていました」と明かした。国内屈指の難関ホールとされる18番ホールで大崩れしないこと。それが優勝への条件と言えるだろう。本大会では各選手が18番ホールでどんな結果を残すのかにも注目したい。
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王者の中の、王者が決まる。「ゴルフ日本シリーズJTカップ」
【写真提供:JT】
【写真提供:JT】
日本テレビ系全国ネット
【大会3日目】
2019年12月7日(土)13:30〜14:55(22局ネット 生中継)
【大会最終日】
2019年12月8日(日)15:00〜16:55(31局ネット)