豪州最大GIで偉業なるかメールドグラース 勝てば140年の歴史で12頭目のダブル制覇
強敵となるオブライエン親子の管理馬たち
父のエイダン師はコックスプレート4着のマジックワンド、直前のムーニーバレーゴールドカップを勝ったハンティングホーンの経験豊富な2頭に3歳馬イルパラディーゾを登録しているが、2走前まで管理馬だったサザンフランスも見逃せない。前走から豪州のC.マー&D.ユースタス調教師の共同管理馬となったが、転厩初戦は愛セントレジャーで3着。豪州で走るのは今回が初めてというオブライエン調教師の影響が色濃く残る1頭だ。
欧州の長距離王ストラディヴァリウスの2着の実績があるサザンフランス(右)(写真は5/17のヨークシャーカップ(G2)のもの) 【Photo by Getty Images】
これらオブライエン勢では、同斤量でクロスカウンターに先着した経験がありながら、今回は同馬より2kg軽いサザンフランスとマスターオブリアリティに恵まれた印象がある。また、イルパラディーゾもG2ロンズデールカップでストラディヴァリウスから1馬身半圏内の3着があり、52.5kgのハンデからも軽視はできない。