日本馬の衝撃が再び豪州を襲うか GI参戦リスグラシュー現地でも断トツ人気

JRA-VAN

ケープオブグッドホープら欧州馬が大きな脅威に

 前売り3番手グループにはケープオブグッドホープやアヴィリオス、マジックワンド、ダンステリアらの多彩な顔触れがそろったが、これらには欧州からの移籍や欧州調教馬という共通点がある。ケープオブグッドホープとダンステリアは前走でG1勝ち、マジックワンドは前走のアイリッシュチャンピオンステークスで日本のディアドラに先着と実力の裏づけも十分で、やはり日本勢にとって大きな脅威となろう。ただし、アヴィリオスは19日の調教で鼻出血を発症し、出走が宙に浮いた経緯がある。獣医師の検査を経て出走に至ったが、その影響は気になるところだ。ちなみに、クルーガーもこのグループに含まれている。

 これらに続くニュージーランド調教馬テアカウシャークには距離実績がなく、昨年のコックスプレートで瀕死の重傷を負うも、前走のG1ターンブルステークスで復活を果たしたキングズウィルドリームは今回が試金石、昨季のオーストラリアンオークス馬ベリーエレガントは道悪巧者とそれぞれに条件がつく。一方、ホームズマンは前走でケープオブグッドホープの6着も着差はわずか。得意のムーニーバレー競馬場で巻き返しの余地も。

9歳馬ブラックハートバートが侮れない

 また、9歳馬のブラックハートバートは現地で低評価だが、ホームズマンには2走前のG1アンダーウッドステークス勝ちから先着中。前走のG1コーフィールドステークスではケープオブグッドホープともタイム差なしの2着だった。今回は追加登録料を投じての参戦で、その回収には5着以上が条件になるため侮れない。最低人気が予想されるハーレムは、ここまでG1レースを2勝。いずれもオーストラリアンカップでのものだが、2018年が単勝61倍、2019年は同31倍での大駆けだった。

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