石川遼「上位を目指す」2年ぶり米ツアー 「特別な1週間」へ、直前インタビュー
2年ぶりとなる米ツアー参戦となる石川遼を、22日の練習日に直撃。インタビュアーはPGAツアー3勝の丸山茂樹のキャディを長年務め、今では解説者としても活躍している杉澤伸章氏。杉澤氏の鋭い質問に、日米両ツアーで活躍してきた石川ならではの回答をしてくれました。
日本のラフは世界で最もフライヤーしやすい
すごかったですね。ギャラリーが。
――すごい? やっぱり。
自分的にはいつも通りの火曜日のルーティンという感じやっていたんですけど、隣にマキロイがいたりとか、日本のツアーは年間でほとんどこない英樹がいたりとか。何か日本にいるのか、どこにいるのか、ちょっと錯覚をしちゃうような感じです。
――ドライビングレンジにいたらゴルフ場ですから、周りを見ると確かに外国にいるような感じになりますよね。
そうですね。だから、何かマキロイとかが、日本の高麗芝の練習場で練習したり、野芝のラフからアプローチを打ったりとかが、すごく自分からしたら新鮮で。昨日もエキビジションマッチをやっていましたけど、ラフからすごくフライヤーしていたりとかというのは、多分海外の選手は慣れない部分だと思いますね。
――よく逆を言われますよね。日本の選手が海外に行くとバミューダ芝は経験ないとか。
(今回は)その逆ですよね。日本の芝を初めて経験する外国人が多いということですね。このシーズンのラフ、野芝って、すごくフライヤーをしやすいので、そこを今日、明日のラウンドで海外の選手たちが、「こんなにフライヤーで飛ぶんだ」みたいな。海外だとフロリダとかはありますけど、多分日本のこの芝が一番フライヤーするのかなって。
――世界で? へー。しかもこの時期の?
そうですね。そこはちょっと見ものですけどね。まあ、グリーンは雨が降ったので、ちょっと止まるかもしれないので。でも、みんな頭が良いから今ここにいると思うので、合わせてくると思うんですけど。
――いわゆる月、火、水の準備の期間に、そういうのもアジャストしてくる?
そうですね。1回ラフからフライヤーとかすると、みんか警戒して、ちゃんと手前手前でくるかとは思いますけど。
――逆にショートしすぎて、今回の習志野は結構(グリーン)手前の芝がないじゃないですか? コロコロと30ヤードくらい戻ったりとか。そういうところも出てくる?
コースもカラーの部分を落としたりとか変えているみたいなので。僕は良いのか悪いのか分からないんですけど、(今まで)プレーをしたことがなくて、習志野を。今回初めてなので。
――前と比較してではなくて、単純に初めまして?
新しいコースとしてプレーしている感じですね。
自分らしくのびのびとプレーしたい
やっぱりラフの長さをそんなに長くしないなという印象はありますね。僕はまだ回ってないんですよ、コースを。だからそんなに詳しくは言えないんですけど。でも、ラフの長さはそろえるっていうことに結構気を使っているのかなっていう風には見えますね。
――いわゆるフェアなセッティング?
そうですね。そんなに深くしていないです。深くしようとしたらいくらでもできるので、あえてしていないという感じですね。
――最後に日本のお客さんがいっぱい来ていますけど、その皆さんにどんなゴルフを見せていきたいですか、この4日間。
本当に特別な1週間ですね。自分としても上位を目指して頑張りたいですし、3日目、4日目にどこの位置にいるかというのがすごく大事だと思うので。緊張とかもあると思いますけど、楽しみながら自分らしくのびのびとプレーしたいと思います。
――ぜひ石川選手らしく頑張ってください。応援しています。
ありがとうございました!
(取材協力:GOLFTV)
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