石川遼は今季、なぜ復活できたのか? 復活の軌跡と2年ぶり米ツアー参戦の期待
ドライバーの飛距離が約18ヤードアップ
不振の原因にもなっていたドライバーが、今季は好調。復活の要因の一つと言えそうだ 【写真は共同】
さらに、フェアウェイキープ率が昨年の96位から今季は65位までアップ。また、昨年も2位だった得意のパットは今年も2位と好調。ドライバーとパッティングが良いためか、バーディ率は今季堂々の1位(4.85)につけている。石川のギャラリーを魅了する、バーディを量産するゴルフが展開されていることが、データでも証明されている。
2年ぶりの米ツアー参戦となる石川。日本開催の地の利も生かし次のステップへ進みたいところだ 【写真:Haruhiko Otsuka/アフロ】
「本人がプレーした時に、『手応えがあります』とか、『自分の中では構えやすいです』『良いです』というコメントが出るなら、かなり期待できる」(丸山)
米ツアーでは優勝こそないが何度も優勝争いに加わり、2位が2回ある。また、13年から17年までは主戦場としていた場所だ。米ツアー撤退からちょうど2年。ドライバーの飛距離が伸び、復活の手応えがあるなかで、どんなプレーを見せてくれるのか? タイガー・ウッズ、ロリー・マキロイ、そして松山英樹など世界の強豪が集まっているが、日本人注目の石川にも大きな期待がかかっている。