プロキャディ・進藤大典さんが占う、「ZOZOチャンピオンシップ」のポイント
18年まで松山英樹の専属キャディを務めていた進藤さん(写真右)。日本初開催となるPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」について解説してくれた 【写真:ロイター/アフロ】
ティショットで持つクラブに注目
キャディ目線でZOZOチャンピオンシップの見どころを解説してくれた進藤キャディ 【(C)Yazuka WADA / JapanSports】
実際に見ましたが、最高のコースコンディションでした。ディボット跡もなく、ラフの芝もみっちりと生えそろっています。じゅうたんみたいなフェアウェイと整ったラフ。きちんと芽が詰まっているので、生え方が均一なんです。プロトーナメントのセッティングでも結構芝がまばらだったりするコースもあるのですが、習志野はきれいにそろっています。こっちのラフは短くて、こっちは長いというふうに、意図的につくっているコースもありますが、意図してきれいにつくりこんでいるのが分かります。ラフは芝が根強くて見た目以上に詰まっているので、クラブが抜けないと思います。もう少し伸びてくるとPGAの選手でも苦労するのではないでしょうか。グリーンが固くなれば止まらないと思いますし、かなり難しいセッティングになると思います。
――アメリカのコースと比べて広さはいかがですか?
やっぱり狭いですね。間違いないです。アップダウンはそんなにありませんが、ドッグレックのホールもあり、OBもあります。どの選手も気を遣うと思います。
――距離が短いので、ドライバーを使わない選手も多いのでは?
たしかにアウトコースは少ないかもしれませんね。一方で、インコースは11番、12番のように、ドライバーを打って行かないとタフになるコースが多いです。
――優勝の行方を左右しそうなホールはいかがですか?
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