夏Vの履正社エースや“山梨のデスパ”も
2019プロ志望届を出さなかった逸材たち

 2019年のプロ野球ドラフト会議(10月17日)に向け、高校生と大学生が提出するプロ志望届が3日に締め切られた。


 高校からは最速163キロの速球で周囲の度肝を抜いた大船渡高・佐々木朗希や、総合力ナンバーワン右腕の星稜高・奥川恭伸ら計139名、大学からは明治大を大学選手権優勝に導いた右腕・森下暢仁ら計107名が提出した。


 今回はプロに注目されながらも、志望届を出さなかった逸材たちをピックアップしたい。

高校生投手

履正社を夏の甲子園優勝に導いた左腕・清水は、プロ志望届を提出しなかった
履正社を夏の甲子園優勝に導いた左腕・清水は、プロ志望届を提出しなかった【写真:アフロ】

花巻東高・西舘勇陽

184センチ80キロの堂々たる体格を持つ右腕。最速150キロの速球を武器に、3年夏は佐々木擁する大船渡を決勝で破り、チームを甲子園へ導いた。


石岡一高・岩本大地

3年春のセンバツでは21世紀枠として出場。盛岡大付と延長11回の激闘を繰り広げ、170球の熱投を見せた右腕。茨城県内唯一の造園科で学ぶ「農業系エース」。


日大三高・廣澤優

193センチの長身から投げ下ろす速球が最大の武器。日大三高ではプロ志望届を提出した井上広輝と二枚看板を形成し、2年夏には甲子園でMAX148キロを計測した。


習志野高・飯塚脩人

習志野高、U-18侍ジャパンでともにストッパーを務めるなど、強心臓が際立つ。スリークォーターから150キロの快速球を投げる右腕は、大学で野球を続ける予定だ。


履正社高・清水大成

今夏、甲子園優勝の履正社高でエースを務めた左腕。甲子園では5試合すべてで先発し、ゲームメーク能力の高さを示した。ダイナミックな投球フォームも魅力。


智弁和歌山高・池田陽佑

奥川擁する星稜と甲子園で名勝負を繰り広げた、智弁和歌山のエース。最速150キロの速球は、打者の手元で動く独特の軌道。U-18侍ジャパンにも選出された。


広陵高・河野佳

総合力の高さが光る右腕。中井哲之監督が「球の強い野村祐輔(広島)」と称するように、ストレートにも威力がある。卒業後は社会人で続ける意向。

高校生野手

“山梨のデスパイネ”の異名を持つ野村は大学で野球を続ける意向だ
“山梨のデスパイネ”の異名を持つ野村は大学で野球を続ける意向だ【写真は共同】

近江高・有馬諒(捕手)

昨夏の甲子園で、林優樹とともに「2年生バッテリー」として注目を集めた捕手。インサイドワークに長け、二塁送球1.8秒台の強肩の持ち主でもある。


敦賀気比高・杉田翔太郎(内野手)

今夏の甲子園、2回戦の国学院久我山戦で史上6人目のサイクル安打を達成。最後は本塁打で決める勝負強さを見せた左の好打者。


東邦高・熊田任洋(内野手)

センバツ優勝の東邦高を支えるショートストップ。ミート力の高い打撃と守備範囲の広さが光り、攻守にバランスの取れた逸材だ。卒業後は大学進学を希望。


智弁学園高・坂下翔馬(内野手)

智弁学園高、U-18侍ジャパンでともに主将を務めたガッツマン。164センチと小柄ながら長打力もあり、3年夏の奈良大会では5本塁打の大会記録を樹立した。


履正社高・桃谷惟吹(外野手)

思い切りの良さが特徴のリードオフマン。3年夏の甲子園では、準決勝までの5試合で第1打席のみによる「サイクル安打」をマーク。チームを初優勝に導いた。


山梨学院高・野村健太(外野手)

“山梨のデスパイネ”の異名を持つ右の大砲。3年春のセンバツ1回戦・札幌第一戦では1試合2本のアーチを架けた。

大学生

立教大からはエース左腕・田中(写真)、捕手の藤野も含め、1人もプロ志望届を提出しなかった
立教大からはエース左腕・田中(写真)、捕手の藤野も含め、1人もプロ志望届を提出しなかった【写真は共同】

慶応義塾大・高橋亮吾(投手)

最速153キロの速球が武器の本格派右腕。慶応義塾大では抑えを務め、東京六大学の並み居るスラッガーを抑え込む。卒業後は野球を一区切りし、パイロットを志望。


立教大・田中誠也(投手)

立教大の「小さな大エース」。大阪桐蔭高時代から甲子園で活躍するなど注目を集め、大学進学後も1年時から神宮のマウンドに立ち続けた左腕。


駒澤大・上野翔太郎(投手)

中京大中京高時代は制球力の高さを武器にU-18侍ジャパン選出。駒澤大進学後は右肩痛もあり実戦機会に恵まれなかったが、今秋のリーグ戦で初勝利を挙げた。


立教大・藤野隼大(捕手)

強肩強打で鳴らす、東京六大学リーグ屈指の捕手。ディフェンス能力の高さは折り紙付きで、3年時には大学日本代表にも名を連ねた。


東海大・杉崎成輝(内野手)

東海大相模高時代は不動の3番・ショートとして甲子園優勝に貢献。大学進学後も1年時からリーグ戦に出場するなど、実力を示してきた。


東洋大・津田翔希(内野手)

浦和学院高時代はU-18侍ジャパンの一員として、W杯で11安打8打点の活躍。東洋大進学後は本職のショートだけでなく、サードも守る。


東京大・辻居新平(外野手)

東大野球部創部100周年に主将を務める右の外野手。2年秋にレギュラー定着すると、4年春までに打率3割を2度マーク。「東大卒初の野手」としてプロ入りが期待されるも、この段階では志望届を提出しなかった。

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