鷹詞〜たかことば〜
リベンジのCSだ! 2年連続の逆転日本Sへ ソフトバンクの鍵はブルペンと“熱男”
松田宣がチームと球場を盛り上げる
松田宣の“熱男”が飛び出した時、チームと球場に勢いをもたらす 【写真は共同】
松田宣自身にとってもまた、リベンジのCSとなる。昨年のソフトバンクは球団初シーズン2位からの日本シリーズ進出を果たし、日本一も成し遂げたのだが、松田宣は苦しみの時間を過ごした。
CSファーストステージでつまずいたのが全てだった。第3戦の第1打席まで、9打席無安打。初ヒットが本塁打となるが、3試合では12打数2安打と振るわなかった。ファイナルステージでも好転せずに最初の2試合が9打数2安打4三振。そして第3戦で、ついに三塁手の座をグラシアルに明け渡すことになったのだった。
今季の松田宣は毎年のごとく熱かったのに加え、モチベーションは例年以上に高かったように映った。「初心に戻る」と言って、背番号を5番に戻したのも、あの悔しさがあったからだ。松田宣が打てばチームも球場も間違いなく盛り上がる。「一本出ると、二本、三本と出るタイプ」と自認するだけに、ファーストステージの入り方が彼自身だけでなくソフトバンク自体を大きく左右することになりそうだ。
昨年、シーズン2位からの日本一を成し遂げたソフトバンク。ナインは確かな自信を持って戦いに臨む。まずは勢いをつけるためのCSファーストステージだ。本拠地ヤフオクドームで全戦を行える地の利を生かしたいところだ。
※記録は9月27日現在(ソフトバンクのレギュラーシーズン公式戦は残り2試合)